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レオパの餌は何を何回?コオロギ・人工フードの量と頻度を資料で比較

レオパの餌は何を何回?コオロギ・人工フードの量と頻度を資料で比較

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ、学名 Eublepharis macularius)の餌は、コオロギなどの昆虫か、レオパ用の人工フードです。与える回数は、メーカーや獣医師会の資料の多くが幼体は毎日、成体は2〜4日に1回前後としています。ただし成体は「1日おき」(英国RSPCA)から「3〜4日おき」(川崎市獣医師会)まで資料によって幅があり、餌の販売店には「1週間に1回くらい」とする案内もあります。1回の量は食べきれるだけ、虫の大きさは頭の幅を超えないのが目安です。

この記事の根拠:メーカー(キョーリン・GEX・Zoo Med)の飼育ガイドと製品ページ、川崎市獣医師会「かわペット」、英国の動物福祉団体RSPCA、米国の動物病院VCA、Merck獣医マニュアルなどです(2026年10月27日に確認)。体験談ではなく、資料の記載だけを整理しています。飼い方の全体はレオパの飼育方法にまとめています。

目次

【結論】レオパの餌は何を何回?資料ごとの早見表

資料幼体若い個体成体1回の量虫の大きさ
キョーリン(レオパゲル・レオパドライ)毎日(体重5〜20g)記載なし2、3日に1回(体重50〜60g)ゲルは幼体1cmを2切れ・成体2cmを2切れ。ドライは食べるだけ—
川崎市獣医師会(かわペット)毎日か1日おき2〜3日おき3〜4日おき食べるだけ頭の幅と同じか少し小さい
RSPCA毎日記載なし1日おき記載なし(食べ残しは取り除く)頭の大きさ以下
VCA(米国の動物病院)1〜2日に1回記載なし週2〜3回記載なし記載なし
Zoo Med記載なし記載なし記載なし食べ残しは毎回取り除く頭の幅
GEX記載なし記載なし記載なし記載なし体(口)の大きさに合うもの
月夜野ファーム(餌の販売元)生後6か月まで毎日6か月〜1年は2日に1回1年以上は週2〜3回10〜15分で食べきる量両目の間隔(おおむね頭の横幅)まで
爬虫類倶楽部(販売店)毎日なら3〜4匹、2日に1回なら6〜7匹15cmほどで3、4日に1度1週間に1回くらい食べるだけ頭より一回り小さい
表1 レオパの給餌の頻度・量・大きさ(資料の表記どおり・2026年10月27日確認)
  • 餌の種類:生き餌(昆虫)と人工飼料のどちらか、または両方を与える(かわペット)。コオロギがもっとも一般的で、ミルワームは脂質が高いのでおやつ程度に
  • カルシウム:生き餌だけなら虫にカルシウムをまぶす必要がある(GEX)。人工飼料が主食ならサプリは不要(かわペット)
  • 野菜・果物:主食にする資料はない。レオパは昆虫食
  • 食べないとき:まず温度・脱皮前・環境の変化を確認し、1週間以上続くなら獣医師に相談(かわペット)

レオパの餌の種類|コオロギ・デュビア・ミルワーム・人工フード・冷凍

川崎市獣医師会のかわペットは、レオパは基本的に昆虫食で、飼育下では生餌(昆虫)と人工飼料のどちらか、または両方を与えるとしています。GEXは、自然下の主食は昆虫と小型のヤモリだとしたうえで、最初はショップで食べていた餌を用意するよう案内しています。

餌資料の記載出典
コオロギ(フタホシ・ヨーロッパイエコオロギ)もっとも一般的。活発に動き、食いつきが良いかわペット
デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)栄養価が高く、動きが鈍いので扱いやすいかわペット
ミルワーム・ジャイアントミルワーム脂質が高め。嗜好性は高いが、補助食やおやつ程度にかわペット
ワックスワーム脂肪が多いので控えめにRSPCA
そのほかの虫RSPCAはカルシワーム(calciworms)とローカスト(バッタの仲間)、GEXはシルクワームも挙げているRSPCA/GEX
冷凍・乾燥のコオロギ冷凍したものや乾燥コオロギもあり、飼い主の都合に合わせて使えるかわペット
レオパ用の人工飼料栄養が調整され、これだけで飼育できる商品が多い。保存性も高いかわペット
表2 レオパの餌の種類(2026年10月27日確認)

生き餌|大きすぎず、食べ残しは取り除く

GEXは、大きすぎる虫は怖がって食べなかったり、餌と認識されずにケージの中で同居し続けたりすることがあるとしています。RSPCAとZoo Medは、食べ残した虫は取り除くとしています(RSPCAは虫がレオパをかむのを防ぐため)。

生き餌を使う場合は、虫そのものの世話も必要です。RSPCAは、餌の虫を風通しのよい大きな容器で飼い、安全な野菜と水分を与え、レオパに与える24〜48時間前に栄養のある飼料を食べさせる(ガットローディング)よう案内しています。虫を置いておく方法はイエコオロギの飼育・ストック方法とデュビアの飼育・ストック方法にまとめています。

ミルワーム・ワックスワームは「おやつ」の位置づけ

かわペットはミルワーム類を脂質が高めで補助食・おやつ程度に、RSPCAはワックスワームを脂肪が多いので控えめにとしています。Merck獣医マニュアルの成分表では、カルシウムとリンの比(Ca:P)がミルワームで0.11、コオロギで0.31です。マニュアルは、この比を少なくとも1:1、できれば2:1にするべきだとしており、どちらの虫もそのままではカルシウムが足りません(後述のダスティングで補います)。

人工フード|レオパゲル・レオパドライ・レオパブレンドフード

製品形与え方(メーカー公式)回数の目安保存
レオパゲル(キョーリン)半ねり(レトルト)しぼり出してピンセットで取り、目の前で動かして食べなくなるまで。開栓時に出る透明なゲルは捨てる幼体は毎日、成体は2、3日に1回開栓後は冷蔵し、約1か月以内に使う
レオパドライ(キョーリン)乾燥ペレット3〜5分以上吸水させ、ピンセットなどで食べるだけ幼体は毎日、成体は2、3日に1回乾燥タイプで開封後も長期保存できる
レオパブレンドフード(GEX)乾燥ペレット飼育している室温でふやかし、ピンセットで動かして与える。芯が固いままでも消化に問題はない記載なし記載なし
表3 レオパ用人工フードの与え方(各メーカーの製品ページ・2026年10月27日確認)

キョーリンは、レオパゲルを生きた昆虫を食べていたレオパの約80%が食べた(同社の試験)としています。レオパドライは1粒がMサイズのコオロギ約1匹分のカロリーに当たり、食べないときはレオパゲルと組み合わせるよう案内しています。

GEXは、専用の人工フードは成分のバランスがとれていてカルシウムを足さずに与えられる商品が多いとしています。一方、かわペットは、生餌に慣れたレオパは最初は人工飼料を食べないことがあり、幼体のうちから慣らしておくとスムーズだが、成長して突然食べなくなることもあると注意しています。Merck獣医マニュアルも、市販の飼料は幼いうちに与えたほうが受け入れられやすい場合があるとしています。

冷凍・乾燥の餌

かわペットは、冷凍や乾燥のコオロギも使えるとしています。餌の販売元の月夜野ファームは、冷凍コオロギはぬるま湯(38〜42℃、60℃以上は不可)で人肌程度に温め、ピンセットで軽く動かして与えると案内しています。

餌の大きさの目安|頭の幅を超えないサイズ

虫の大きさは、資料によって言い方が少しずつ違いますが、基準はどれも頭の大きさです。

  • RSPCA:レオパの頭の大きさより大きくない虫
  • Zoo Med:虫の大きさ=頭の幅
  • かわペット:幼体には、頭の幅と同じか少し小さい餌
  • GEX:体の大きさ(口の大きさ)に合うサイズ。大きすぎると怖がって食べないことがある
  • 月夜野ファーム(販売元):両目の間隔(おおむね頭の横幅)を超えないサイズ
  • 爬虫類倶楽部(販売店):コオロギは頭より一回り小さいもの

「S」「M」といったサイズの呼び方は店によって長さが違う(イエコオロギの記事の「販売サイズの目安」)ので、頭の幅と見比べて選びます。

頻度と量|幼体・成体・老齢で変わる

幼体は毎日が基本

幼体の頻度は、キョーリン(体重5〜20gの幼体)とRSPCAが毎日、かわペットが毎日か1日おき、VCAが1〜2日に1回です。キョーリンのレオパゲルでは、幼体は1cmのゲルを2切れくらいが1回の目安です。

成体は2〜4日に1回前後。体型と体重で調整する

成体はRSPCAが1日おき、キョーリン(体重50〜60g)が2、3日に1回、VCAが週2〜3回、かわペットが3〜4日おきです。かわペットは、餌を食べてお腹がいっぱいになったら消化のために2〜3日休ませるイメージで、成体は体型によって頻度や量を調整するとしています。RSPCAは、定期的に体重を量るとよいとしています。

幼体と成体の区切りも資料で違い、かわペットはアダルトを生後8か月以降、月夜野ファームは1年以上としています。月齢だけで切り替えず、体重と尾の太さを見ながら回数を減らしていきます。

老齢の個体|目安を示した資料はない

確認した資料には、老齢のレオパに限った頻度や量の目安はありませんでした(資料なし)。成体の「体型で調整する」(かわペット)、「定期的に体重を量る」(RSPCA)の範囲で様子を見て、食欲や体重が変わったときは動物病院に相談することになります。

1回の量と与えるタイミング

1回の量は「食べるだけ」(かわペット・キョーリンのレオパドライ)が基本です。月夜野ファームは10〜15分で食べきる量としています。GEXは、ケージ内の温度が高く、活発に動いているときに与えるよう書いており、温度が低く体も冷たいときに与えると消化できず、消化不良から拒食に陥ることがあるとしています。量を体重で見直す考え方はニシアフの餌の記事も参考になります(近い仲間のニシアフ向け)。

カルシウムとビタミンD3|ダスティングは製品の表示どおりに

Merck獣医マニュアルは、レオパは無脊椎動物を食べるので定期的なカルシウムの補給が必要だとしています。餌の虫にカルシウムの粉をまぶすことを「ダスティング」と呼びます。回数は資料と製品で違うため、使う製品の表示に合わせます。

資料カルシウムビタミンD3人工フードのとき
GEX 飼育ガイド成長期・繁殖期は毎日、昆虫にまぶすカルシウム+D3を月1〜2回専用フードは添加なしで与えられる商品が多い
GEX カルシウム・カルシウム+D3食事のたびに昆虫にコーティング定期的に。D3の与えすぎを避けるためカルシウムと切り替える—
かわペットカルシウムとD3の添加は必須(冷凍・乾燥コオロギにまぶす)同左人工飼料が主食ならサプリは不要
RSPCA与える直前に薄くまぶす。カルシウムだけの粉を小皿で常に置く紫外線ライトが整っていれば多くは要らない。与えすぎになるので製品の指示に従う記載なし
Zoo MedReptiCalcium・ReptiViteを指示どおりまぶす記載なし記載なし
VCAリンを含まないカルシウムを薄くまぶす。カルシウムの皿を常に置く記載なし記載なし
表4 カルシウムとビタミンD3の補い方(資料の表記どおり・2026年10月27日確認)

ガットローディング(虫に栄養のある飼料を食べさせておくこと)は、RSPCAが与える24〜48時間前、Merck獣医マニュアルが72時間前からカルシウム8〜10%以上のミネラル剤を混ぜた飼料、としています。不足すると、かわペットはクル病(あごの変形・手足の震えなど)に、RSPCAは代謝性骨疾患(MBD)になるとしています。

野菜・果物は食べる?主食は昆虫

野菜や果物をレオパの主食にする資料はありません。Merck獣医マニュアルの飼育条件の表では、レオパの食性は「I, c」(主に昆虫食、少し肉食)で、草食を示す記号はついていません。Animal Diversity Webは、野生ではサソリ・ムカデ・クモ・甲虫を食べ、飼育下ではコオロギ・ミルワーム・ワックスワーム・ピンクマウス・ローカスト・バッタなどが与えられているとしています。キョーリンも、レオパを「昆虫食爬虫類」に分け、雑食性のフトアゴヒゲトカゲや、昆虫・果実食のクレステッドゲッコーとは別に扱っています。

例外として、RSPCAは野生の食べ物にまれに季節の花が含まれるとし、洗ったタンポポかナスタチウムの花を月1回補助的に与えてもよいとしています。VCAは、青菜を餌の虫に食べさせて栄養価を高める使い方を挙げています。

餌を食べないとき|まず温度・脱皮・環境の変化を確認

かわペットは、拒食の原因として温度が低い(30℃に達していない)、脱皮前、環境の変化によるストレス、病気を挙げ、まず温度設定を見直して静かな環境を保ち、1週間以上続く場合は獣医師に相談するよう書いています。GEXも、ケージ内が低温だと消化不良から拒食に陥ることがあるとしています。

  • お迎え直後:GEXは、1〜2日はケージ内の環境に慣らし、最初はショップと同じ餌・同じ与え方から始めるよう案内している
  • 涼しい季節:RSPCAは、寒い時期に食べる量が減って眠る時間が増える個体がいるが、体重は減らないはずなので注意して見るとしている
  • 痩せてきたとき:GEXは、餌を食べているのに痩せ始めた場合などの素人判断の治療は危険だとし、温度・湿度・日々の餌の情報を獣医師に伝えられるようにしておくよう書いている

拒食と、飼う前に確かめておきたい餌のことはヒョウモントカゲモドキを飼って後悔しやすい点の③でも整理しています。

何日食べなくても大丈夫?資料にある数字は「1〜2週間」

キョーリンは、栄養を蓄えている健康な個体なら、1〜2週間ぐらいは餌を与えなくても大丈夫としています。レオパは尾に栄養をためられ(キョーリン)、かわペットは尾の太さを健康の目安にしています。

一方、かわペットは1週間以上の拒食が続く場合は獣医師に相談としています。予定して餌を空ける場合(旅行など)と、与えても食べない場合(拒食)は分けて考えます。月夜野ファームは、多くの個体は2〜3日の絶食には耐えられるので、旅行前にまとめて多く与えず、普段どおりか少なめにするよう案内しています。何日までなら食べなくても問題ないかという上限や、幼体に当てはまる日数を示した資料は見つかりませんでした(資料なし)。

よくある質問

レオパにとって良い餌は何ですか?

資料に順位はありませんが、かわペットはコオロギをもっとも一般的な餌とし、デュビアは栄養価が高く扱いやすい、ミルワームは脂質が高いのでおやつ程度に、としています。レオパ用の人工飼料も、これだけで飼育できる商品が多いとされています。生き餌だけで飼う場合は、虫にカルシウムをまぶして与えます。

食いつきがいい餌はありますか?

かわペットは、生餌は食いつきが良いことが多いとしています。人工飼料では、キョーリンがレオパゲルを生きた昆虫を食べていたレオパの約80%が食べた(同社の試験)としています。GEXは、ピンセットで目の前で小刻みにゆすって与える方法を紹介し、目の弱いアルビノなどは鼻先まで持っていき、においをかがせて待つよう書いています。

レオパは何日くらい食べなくても大丈夫ですか?

キョーリンは、栄養を蓄えている健康な個体なら1〜2週間ぐらいは餌を与えなくても大丈夫としています。一方、川崎市獣医師会のかわペットは、1週間以上の拒食が続く場合は獣医師に相談としています。何日までなら問題ないかという上限を示した資料は見つかりませんでした。

虫以外の餌だけで飼えますか?

レオパ用の人工飼料には、これだけで飼育できる商品が多いとされています(かわペット)。キョーリンはレオパゲルについて、昆虫原料を配合し、これだけで健康に育てられるとしています。ただし、生餌に慣れた個体は最初は人工飼料を食べないことがあるため、お迎えのときに何を食べていた個体か店で確認します(GEX)。

レオパに野菜や果物は必要ですか?

主食としては必要ありません。Merck獣医マニュアルはレオパの食性を主に昆虫食としており、野菜や果物を主食にする資料はありません。RSPCAは補助として、洗ったタンポポかナスタチウムの花を月1回与えてもよいとしています。VCAは、青菜を餌の虫に食べさせて栄養価を高める使い方を挙げています。

まとめ:レオパの餌は「昆虫か人工フードを、幼体は毎日・成体は数日おきに」

  • 主食はコオロギなどの昆虫か、レオパ用の人工飼料。ミルワーム・ワックスワームは脂肪が多いのでおやつ程度に
  • 回数は幼体が毎日、成体は資料により1日おき〜3〜4日おき(販売店には週1回の案内も)。成体は体型と体重で調整する
  • 1回の量は食べきれるだけ。虫の大きさは頭の幅を超えない。食べ残しは取り除く
  • 人工フードはメーカーの表示どおりに(レオパゲル・レオパドライは幼体毎日・成体2、3日に1回)
  • 生き餌だけならカルシウムをまぶす。ビタミンD3は与えすぎに注意し、製品の表示に従う
  • 野菜・果物は主食にしない。食べないときはまず温度を確認し、1週間以上続くなら獣医師に相談

関連記事:レオパの飼育方法/ヒョウモントカゲモドキを飼って後悔する理由6つ/イエコオロギの飼育・ストック方法/デュビアの飼育・ストック方法/ニシアフの餌の種類・量・頻度

参考資料

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