アカハライモリの卵は直径2〜3mmほどで、ゼリー状の透明な物質に包まれ、水草の葉に1粒ずつ包むように産み付けられます。野外の池を毎日調べた研究では、産卵は4月から6月が中心で、メス1匹が1シーズンに産む数は約130個と推定されています。
この記事では、産卵の時期、卵の大きさと数、孵化までの日数、育たない卵(無精卵・死卵)の見分け方、水槽で卵を見つけたときの扱いを、論文・動物園・公的機関の公開資料の記述に沿って整理しました。資料によって数字が違う項目は、表で並べて示します。

この記事の根拠:査読論文(Current Herpetology・Zoological Science)、東京動物園協会(井の頭自然文化園)の飼育記録、環境省の第5次レッドデータブック、百科事典、海外の飼育者団体 Caudata Culture の公開資料を整理したものです(2026年10月2日時点で確認)。繁殖の実体験を記したものではありません。
【結論】アカハライモリの卵の早見表
| 知りたいこと | 資料に書かれていること | 出典 |
|---|---|---|
| 産卵時期 | 野外の池では4月9日〜7月13日に産卵を確認。中心は4〜6月で、7月の卵は全体の2% | Kusano & Nakagawa 2025 |
| 卵の大きさ | 卵本体の直径は2〜3mm(動物園)/平均2.19mm(野外の測定) | 井の頭自然文化園/Kusano & Nakagawa 2025 |
| 産み付け方 | 水草や水中に垂れた植物に1粒ずつ。メスが後ろ足で葉を寄せて包む | 井の頭自然文化園/環境省 |
| 産卵数 | メス1匹あたり1シーズン約130個(野外の推定)〜約200個(事典など) | Kusano & Nakagawa 2025 ほか |
| 孵化までの日数 | 12日(動物園の観察例)〜およそ20日(飼育者団体)。水温などで変わる | 井の頭自然文化園/Caudata Culture |
| 育たない卵 | 白っぽく不透明になり、綿のようなものが付く。見つけたら取り除く | Caudata Culture |
| 卵を見つけたら | 親が卵を食べるため、親と分ける。飼える数を先に決める | Caudata Culture/Yasuda ら 2024 |
アカハライモリの産卵時期はいつ?野外では4〜6月が中心
産卵時期をもっとも細かく調べた資料は、東京都立大学の草野保氏らによる2025年の論文です(Kusano & Nakagawa 2025)。東京都八王子市の池に半透明のテープで作った人工の産卵床を10セット沈め、2017年4月1日から7月23日まで産み付けられた卵を数えました。
- 卵が確認されたのは4月9日から7月13日で、合計5,339個
- 産卵は4月中旬に始まり6月までほぼ続き、7月の卵は全体のわずか2%
- 1日に見つかった卵は0〜230個(平均51.3個)
- 調査期間の池の日平均水温は7.5〜24.7℃。5月下旬に20℃に達した頃、産卵活動がピークになった
- 水温が高い日ほど多くの卵が産まれた(統計的に有意な正の効果)

ほかの資料の書き方も並べておきます。表現に幅はありますが、「春から初夏」という点は共通しています。
| 資料 | 時期の記述 | 何の時期か |
|---|---|---|
| Kusano & Nakagawa 2025(東京都八王子市の池) | 4月9日〜7月13日(中心は4〜6月) | 産卵(卵を実際に数えた) |
| 環境省 第5次レッドデータブック | 4〜7月と秋 | 求愛行動(体内受精) |
| ブリタニカ国際大百科事典 | 4〜7月 | 産卵期 |
| 日本大百科全書(ニッポニカ) | 春から初夏まで | 産卵期 |
| 自然科学観察コンクール入賞作品(静岡県の小学生の飼育記録) | 4〜6月ごろ | 産卵(飼育下) |
秋にも求愛するが、卵を産むのは春
環境省は、求愛行動が「4〜7月と秋」に行われ、どちらの時期の精子にも授精能力があるとしています。八王子市の調査池でも、求愛は4〜6月のほか9〜11月に観察されました。広島大学などのチームは、秋に受け取った精子をメスが体内にためたまま冬を越し、冬眠明けにオスと会わせていないメスが受精卵を産んで正常に育ったことを報告しています(Akiyama ら 2011)。
飼育では、「春にオスと分けたのに卵を産んだ」ということが起こり得ます。オスとメスの確かめ方はアカハライモリのオスメスの見分け方|尾・総排泄口・婚姻色にまとめています。
卵の特徴|大きさ・産み付け方・見つけ方
井の頭自然文化園の水生物館は、飼育しているアカハライモリの産卵を観察して記事にしています。そこに書かれている卵の特徴は次のとおりです。
- 産卵は水中で行われ、水草や、水中に垂れている陸上植物などに一粒ずつ産み付ける
- 卵は直径2〜3ミリで、ゼリー状の透明な物質に包まれている
- 産み出された直後は表面に粘着力がある。メスは後ろ足で葉を寄せ集め、その中に産む
- 産んだあとも葉を押さえているので、卵のまわりに葉が貼り付き、外から見えにくくなる
- 葉に包まれた卵は見つけにくいが、光に透かすと見える
水槽で卵を探すときは、不自然に折りたたまれた葉や、葉どうしが貼り付いた場所を光に透かして見るのが手がかりになります。野外の研究でも「自然の池に産み付けられた卵は目視で見つけることが極めて困難」とされ、そのために人工の産卵床が使われました。この調査では、イモリは細長いポリエチレンのテープにも産卵しています。Caudata Culture も、透明なごみ袋を細く切ったプラスチックの帯を産卵場所として使えると紹介しています。
卵の大きさは季節で少し変わる
八王子市の池の調査では、卵本体の直径は1日ごとの平均で2.07〜2.33mm、全体の平均は2.19mmでした。4月下旬にかけて大きくなり、5月上旬に最大、その後7月上旬にかけて少しずつ小さくなる傾向が見られています。水温との関係は検出されず、なぜ季節で変わるのかは「現時点ではデータがない」と著者らは書いています。
1匹で何個産む?産卵数を資料別に比較
産卵数は資料によって数字が違います。数え方(野外の推定か、飼育下で採った数か、種ではなくイモリ類全体の話か)が違うためです。
| 資料 | 産卵数 | 数え方・条件 |
|---|---|---|
| Kusano & Nakagawa 2025 | メス1匹あたり1シーズン約130個 | 野外の推定値。調査池の繁殖メスは約109匹と推定され、池全体では約14,170個 |
| Caudata Culture(種別ページ) | 1シーズンに最大200個 | 飼育者団体の解説 |
| ブリタニカ国際大百科事典 | 約200個 | 事典の記述 |
| 世界大百科事典 | 多いもので200〜350個ほど | イモリ類全体についての記述(アカハライモリに限らない) |
| 自然科学観察コンクール入賞作品 | 1組のペアから150個/4匹から407個 | 小学生による飼育下の記録(個人の観察) |
本記事では「1匹のメスで1シーズンに130〜200個前後」と幅で示します。一度に全部を産むのではなく、数か月にわたって少しずつ産み足していく点も、数を考えるうえで大事です。八王子市の池では産卵が約3か月続きました。
飼育下で卵を全部育てるのは現実的ではありません。上の小学生の記録では、407個のうち孵化したのは270個(約66%)、育てた幼生27匹のうち陸に上がる段階まで育ったのは7匹でした。翌年は150個のうち112個(約75%)が孵化し、育てた28匹のうち6匹が上陸しています。増やしたくない場合の管理はアカハライモリを繁殖させない方法|多頭飼育時の注意点とオスメスの隔離で整理しています。
産卵前のサイン|お腹のふくらみと「場所を確かめる」行動
産卵が近いことを示すサインとして、資料から読み取れるのは次の2つです。
- お腹の大きなメス:井の頭自然文化園は、産まれたばかりの卵を撮影するために「お腹の大きなメスの行動に注意」して観察したと書いています
- 産む場所を確かめるような行動:メスは産卵に先立って、卵を産み付けようとする場所に鼻先を突っ込み、何かを確認するような行動をすることが多いとされています。そのあと後ろ足を重ね合わせ、葉を寄せ集めます
ただし、お腹がふくらむ理由は卵だけではありません。食べすぎによる肥満との違いはアカハライモリの餌の量と頻度|肥満・太りすぎのサインと早見表で、体型の見方を表にしています。お腹のふくらみに加えて元気がない、餌を食べないといった変化がある場合は、両生類を診られる動物病院への相談を検討してください。
「何日前からお腹がふくらむか」「ふくらみの程度で産卵日が分かるか」を示した資料は確認できませんでした。
孵化まで何日?卵の中で起きること
井の頭自然文化園は、産まれたばかりの卵を小型水槽に移して孵化まで撮影し、経過を公開しています。この卵は産卵後12日で孵化しました。
| 産卵からの時間 | 卵の中の変化(井の頭自然文化園の観察例) |
|---|---|
| 数時間後 | 卵割(細胞分裂)が始まる。2、4、8、16と細胞が増え、クワの実のような桑実胚になる |
| その後 | 胞胚 → 原腸胚 → 神経胚(脳や脊髄のもとができる)→ 尾芽胚(体が前後に伸びる) |
| 6日後 | 透明なカプセルの中で動くようになり、心臓の拍動も見える |
| 7日後 | 頭の後ろに指のような器官ができる(鰓になる部分)。その後ろの小さな突起が前足になる |
| 10日後 | さかんに動くようになる |
| 12日後 | 孵化。孵化直後の幼生は全長1cmほど |
同園は「水温などによって成長スピードが変わる」と書いています。実際、ほかの資料の日数はもっと長めです。
- 井の頭自然文化園の観察例:12日
- Caudata Culture の種別ページ:産卵からおよそ20日(水温による)
- Caudata Culture の発生写真シリーズ:22日目に孵化
- Caudata Culture の卵の育て方(複数種の経験にもとづく目安):2〜3週間
本記事では「12日〜3週間前後」と幅で示します。水温が何度なら何日、という対応を示した資料は確認できませんでした。水温の考え方はアカハライモリの水温|適温・夏の高水温対策と冬のヒーター・冬眠で資料ごとに比べています。
孵化した幼生はすぐには餌を食べません。同園の観察では孵化後4日で前足が生え始め、孵化後8日ごろから餌を食べ始めたとされています。孵化後の世話はアカハライモリの幼生の育て方|孵化からの餌・共食い対策・上陸までを解説に続きます。
無精卵・育たない卵の見分け方
産み付けられた卵がすべて育つわけではありません。八王子市の池の調査では、発生の初期に死んだ卵の割合は平均16.9%でした(1日ごとの値は0〜92.3%)。季節による差もあり、4月中旬と7月上旬は25%以上、5月上旬から6月下旬は10〜15%と低めで安定していました。この研究では、変色した胚と奇形の胚を「死亡」と数えています。
飼育者団体 Caudata Culture の解説は、育たない卵を「白っぽく不透明になり、毛羽立ったようになることがある」と説明し、良い卵のすぐ隣でカビが育つのは危険なので、見つけ次第取り除くよう勧めています。
| 見るところ | 育っている卵 | 育っていない卵 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 産卵から数時間〜数日 | 卵割が始まり、表面が細かく分かれていく | 変化が見られない | 井の頭自然文化園(育つ側の経過) |
| 色・透明感 | ゼリー状の物質は透明なまま | 白っぽく不透明になる・変色する | Caudata Culture/Kusano & Nakagawa 2025 |
| 表面 | きれいなまま | 綿のように毛羽立つ(カビ) | Caudata Culture |
| 6日前後から | カプセルの中で動く・心臓の拍動が見える | 動きがない・形が崩れている | 井の頭自然文化園/Kusano & Nakagawa 2025 |
注意したいのは、「無精卵(受精していない卵)」と「受精したが途中で死んだ卵」を見た目で区別する方法を示した資料は確認できなかったことです。飼育の場面では、どちらも「育たない卵」として同じ扱い(取り除く)になります。なお Kusano & Nakagawa(2025)は、産卵期の終わりに死亡率が上がる理由として、水温の上昇のほかに、メスの体内にためられた精子の質や量の低下が関係している可能性を挙げていますが、「現時点で利用できるデータはない」としています。
卵を産んだらどうする?資料から分かる扱い方
1. 育てる数を先に決める
1匹のメスが130〜200個前後を産む(表3)ことを踏まえると、全部を孵化させる前に「何匹まで飼えるか」を決めるのが先です。Caudata Culture は、幼生が変態する頃には1匹あたり1〜2ガロン(約4〜8リットル)の空間が必要になると見積もり、過密は全体を弱らせるとしています。育てない卵をどうするかも含めて、孵化の前に決めておくと慌てずに済みます。
2. 親と卵を分ける
野生のアカハライモリの胃を調べた研究では、同じ種の卵が見つかっており、とくにメスの胃から多く出ています(Ozaki & Nishikawa 2023 では14個中13個がメスから。Yasuda ら 2024 もメスのほうが同種の卵を多く食べていたと報告)。Caudata Culture も、多くのイモリは自分の卵や幼生を食べるので親と分けるのがよいとしています。方法は「卵が付いた水草ごと別の容器へ移す」か「親のほうを別の水槽へ移す」の2つです。野生の食性のデータはアカハライモリの餌の種類|おすすめの人工飼料・冷凍赤虫・生き餌の比較でも紹介しています。
3. 卵の容器と水換え
Caudata Culture の卵の育て方(複数種の経験にもとづく解説)は、次のように書いています。
- 卵は水槽でも、ふたのない小さな容器でも管理できる。ろ過は必須ではない
- 水槽なら、強い水流を作らないエアレーションを入れる。卵がエアストーンの近くで転がされないようにする
- 小さな容器ならエアレーションは不要。毎日およそ半分の水を換え、週に2回はきれいな容器に移す
- 白く不透明になった卵・毛羽立った卵は見つけ次第取り除く
これは飼育者の経験にもとづく目安で、著者自身も「研究にもとづくものではなく経験談が多い」と断っています。卵の管理に薬剤を使う方法や、水道水とくみ置き水のどちらがよいかを示した公的・学術資料は確認できませんでした。
4. 野外には放さない
増えすぎた卵や幼生を近くの池や川に放すのは避けてください。環境省はアカハライモリについて「各地で遺伝的分化が進んでいる」としており、別の地域由来の個体を放すとその場所にいなかった系統を持ち込むことになります。Caudata Culture も、飼育下の両生類は生態系へのリスクや病気を運ぶおそれがあるため野外に放してはならないとしています。地域ごとの状況はアカハライモリは絶滅危惧種?|生息地・減った理由・県別の指定にまとめました。
産卵を狙う場合の準備(冬の温度や産卵床の用意)は、写真つきの飼育記録があるアカハライモリの繁殖方法|産卵の条件・クーリング・卵の管理まで解説で扱っています。
公開資料で確認できなかったこと
- 水温ごとの孵化日数:「水温で変わる」とする資料はありますが、何度で何日かを示した資料は確認できませんでした
- 無精卵と途中で死んだ卵の見分け方:見た目で区別する基準を示した資料は確認できませんでした
- オスと一度も一緒になっていないメスが産んだ卵が孵化するか:資料で確認できませんでした
- 卵に薬剤(メチレンブルーなど)を使うことの是非:アカハライモリの卵について示した公的・学術資料は確認できませんでした
- 飼育下の孵化率の統計:野外の初期死亡率(平均16.9%)と個人の飼育記録(約66%・約75%が孵化)はありますが、飼育下でまとまった数を調べた資料は確認できませんでした
- 1回(1日)にメス1匹が産む数:池全体の1日の数(0〜230個)はありますが、1匹ごとの1日の数を示した資料は確認できませんでした
よくある質問
メスだけで飼っているのに卵を産みました。孵化しますか?
前の年の秋や冬にオスと同じ水槽にいたなら、受精卵の可能性があります。Akiyama ら(2011)は、秋に受け取った精子がメスの体内にたくわえられ、冬眠明けにオスと会わせなくても受精卵を産んだことを確かめています。数日たって卵割が進み、形が変わってくるかどうかを観察してください。
卵が白くなりました。もう育ちませんか?
Caudata Culture は、育たない卵は白っぽく不透明になり、毛羽立つことがあると説明しています。ゼリーの中の卵本体が白く濁り、綿のようなものが付いてきたら、ほかの卵にカビが広がる前に取り除くのが安全です。ゼリー状の部分が透明で、中の胚の形が日ごとに変わっているなら育っています。
卵は水草がないと産みませんか?
水草が無くても産むことはあります。野外の調査では、イモリはポリエチレンのテープで作った人工の産卵床に5,339個の卵を産みました。井の頭自然文化園は、水草のほか水中に垂れている陸上植物にも産み付けるとしています。葉で包めるものがあると、卵が見つけやすく、取り出しやすくなります。
産卵は何月まで続きますか?
東京都八王子市の池の調査では、最後に卵が確認されたのは7月13日で、7月の卵は全体の2%でした。室内の飼育では水温や明るさの条件が野外と違うため、時期が前後することがあります。Caudata Culture は、室内でも多くの種が冬から春に産卵し、産卵が続く期間は種によって1日から3か月と書いています。
まとめ|卵は2〜3mm・産卵は4〜6月が中心・育たない卵は取り除く
- 産卵時期は野外で4〜6月が中心(4月9日〜7月13日に確認)。水温が高い日ほど多く産む
- 卵は直径2〜3mm(野外の平均2.19mm)。水草の葉に1粒ずつ包んで産み付ける
- 産卵数はメス1匹で1シーズン130〜200個前後。数か月かけて少しずつ産む
- 孵化までは12日〜3週間前後。水温などで変わる
- 白く不透明になった卵・綿のようなものが付いた卵は取り除く。無精卵か途中で死んだ卵かを見た目で分ける資料は確認できなかった
- 卵を見つけたら、育てる数を決める → 親と分ける → 水をきれいに保つ。野外には放さない
飼育全体の流れはアカハライモリの飼い方完全ガイドにまとめています。
参考資料
- Kusano T., Nakagawa T. (2025), Monitoring Spawning Activity of Japanese Red-Bellied Newts, Cynops pyrrhogaster (Amphibia: Salamandridae), Using Artificial Egg Strips, Current Herpetology 44(2): 133-142(産卵期間・卵数5,339個・卵径平均2.19mm・初期死亡率平均0.169・水温の効果。2026年10月2日確認)
- 草野保, 人工産卵床を用いたアカハライモリの産卵活動のモニタリング(上記論文の著者による日本語の紹介。4月9日〜7月13日・1日0〜230個・メス1匹あたり約130個・水温7.5〜24.7℃・死亡率の季節変化。2026年10月2日確認)
- 東京動物園協会(井の頭自然文化園 水生物館 三森亮介), 葉を寄せるしぐさがユーモラス:アカハライモリの産卵(2019年5月31日。卵は直径2〜3ミリ・後肢で葉を寄せて産む)/1つの細胞から1つの生命へ:アカハライモリの胚発生(2019年6月21日。産卵後12日で孵化)/生まれたてにはヒゲ?がある:アカハライモリの幼生(前半)(2019年7月21日。孵化直後は全長約1cm・孵化後8日ごろから餌。2026年10月2日確認)
- 富永篤・松井正文(2026)アカハライモリ. 環境省(編)第5次レッドデータブック, pp. 652-656(求愛行動は4〜7月と秋・どちらの精子も授精能力がある・卵は1粒ずつ水草などに産み付けられる・各地で遺伝的分化。2026年10月2日確認)
- Akiyama S., Iwao Y., Miura I. (2011), Evidence for True Fall-mating in Japanese Newt Cynops pyrrhogaster, Zoological Science 28(10): 758-763(秋の交配と精子の貯蔵)
- Ozaki K., Nishikawa K. (2023), Feeding Habits of the Japanese Fire-belly Newt in Central Honshu, Japan, Current Herpetology 42(2): 162-170/Yasuda S. et al. (2024), Are Amphibian Eggs a Precious Food Resource for Cynops pyrrhogaster in Spring?, Zoological Science 41(6): 533-539(同種の卵を食べる・メスに多い)
- コトバンク, イモリ(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典: 産卵期は4〜7月・産卵数は約200個/日本大百科全書: 産卵期は春から初夏まで/改訂新版 世界大百科事典: イモリ類で産卵数の多いものは200〜350個ほど。2026年10月2日確認)
- Caudata Culture(海外の飼育者団体。学術機関ではありません), Cynops pyrrhogaster(1シーズン最大200個・およそ20日で孵化)/Raising Newt and Salamander Eggs(育たない卵の特徴・容器と水換え・野外に放さない)/Cynops pyrrhogaster Embryonic Development(22日目に孵化。2026年10月2日確認)
- 自然科学観察コンクール 第63回入賞作品(小学校の部 2等賞), イモリの研究 〜模様の遺伝・イモリの謎に迫る〜(小学生による飼育記録。407個中270個が孵化、1組のペアから150個・112個が孵化。2026年10月2日確認)
※本記事は、論文・動物園・公的機関などの公開資料を整理したものです。卵や親の様子に異常があるときは、両生類を診られる動物病院に相談してください。
