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レオパの値段はいくら?生体価格の幅と中央値、初期費用・毎月の電気代

レオパの値段はいくら?生体価格の幅と中央値、初期費用・毎月の電気代

レオパ(ヒョウモントカゲモドキ、学名 Eublepharis macularius)の値段を、ペットショップチェーン「コーワペッツ・ペッツフレンズ」の公式サイトに載っている掲載価格で数えると、価格が出ている268件の中央値は21,780円(税込)でした。真ん中の半分は17,380〜43,780円で、最安は9,680円、最高は272,800円です。飼育用品はGEXの標準小売価格で積み上げると税込換算で約2.2万〜3.6万円、毎月の電気代はパネルヒーター16Wを24時間つけた場合の上限で約357円(上部ヒーターを足すと約714円)になります。

ただし、生体価格は1つのチェーンの、2026年10月30日時点の掲載だけを数えたもので、国内の相場全体を示すものではありません。餌の月額や動物病院の費用は、公的機関やメーカーの資料が見つからなかったため「資料なし」としています。

この記事の根拠:コーワペッツの公式サイトの掲載一覧、GEX(ジェックス)の製品ページ、全国家庭電気製品公正取引協議会、英国のRSPCA、メルク獣医マニュアル、環境省の検討会資料、動物愛護管理法と同法施行規則です(2026年10月30日に確認)。体験談ではなく、公開情報を整理した記事です。飼い方の全体はレオパの飼育方法にまとめています。

目次

【結論】レオパの値段と費用の早見表

項目金額(税込)根拠
生体(中央値)21,780円コーワペッツの掲載268件
生体(真ん中の半分)17,380〜43,780円同上(25〜75%の範囲)
生体(最安〜最高)9,680〜272,800円同上
飼育用品(最小の構成)約22,300円GEXの標準小売価格(表4)
飼育用品(サーモスタット・上部ヒーターあり)約35,900円同上
電気代(16W・30日)約357円が上限16W×24時間×31円/kWh
電気代(16W×2台・30日)約714円が上限同上
餌・床材の月額資料なし製品の単価のみ(表4)
動物病院の費用資料なし―
表1 レオパの値段と費用の早見表(2026年10月30日確認)

生体と最小の用品をそろえると、中央値の個体で合計約4.4万円、サーモスタットと上部ヒーターも買うと約5.8万円が目安です。用品の金額はメーカーの標準小売価格で、店頭やネットの実際の販売価格とは異なります。

レオパの生体価格|コーワペッツの掲載279件を数えた

公的機関やメーカーの資料には、レオパの生体価格の目安が見つかりませんでした。そこで、全国に店舗を持つ株式会社コーワペッツコーポレーションの公式サイト「ペットを探す(ヒョウモントカゲモドキ)」の全ページを2026年10月30日に取得し、掲載を1件ずつ数えました。画面の表示は「合計279件」で、50店舗分の掲載がありました(価格表示のある掲載は45店舗)。このうち価格が表示されていた268件を集計しています(残り11件は価格の表示なし)。価格はすべて税込表示の金額です。

価格帯(税込)件数割合
1万円未満6件2.2%
1万〜2万円未満112件41.8%
2万〜3万円未満59件22.0%
3万〜5万円未満33件12.3%
5万〜10万円未満48件17.9%
10万円以上10件3.7%
合計268件100%
表2 コーワペッツの掲載価格の分布(ヒョウモントカゲモドキ・価格表示のある268件・2026年10月30日取得)

いちばん多いのは1万〜2万円台で、2万円未満が全体の44%を占めます。一方で5万円以上も58件(21.6%)あり、平均は34,253円と中央値より1万円以上高くなります。少数の高い個体が平均を押し上げているため、「相場」を見るときは平均より中央値のほうが実態に近い数字です。

同じチェーンでも店舗で値段の幅が違う

掲載を店舗別に分けると、ペットプラザ東大阪菱江店の1店舗だけで82件(全体の31%)あり、この店の中央値は43,780円でした。価格表示のあるほかの44店舗の186件では中央値は19,800円です。10万円以上の10件のうち8件、5万円以上の58件のうち34件がこの1店舗の掲載でした。同じチェーンでも、高価なモルフ(品種)を多く置く店舗があるかどうかで、見かける値段の幅は大きく変わります。近くの店舗だけを見て「レオパは高い」「安い」と判断しないほうが、数字に沿った見方です。

ニシアフとの比較と、2日前との違い

同じサイトのニシアフリカトカゲモドキの掲載は合計64件で、価格表示のある62件の中央値は43,780円でした。レオパの中央値はニシアフの半分で、掲載数は4倍以上です。2種の違いはニシアフとレオパの違い、ニシアフの費用はニシアフリカトカゲモドキの値段で扱っています。2026年10月28日に同じ方法で数えたときは、表示が「合計281件」、中央値は同じ21,780円でした。掲載は日ごとに入れ替わりますが、中央値は2日間では動いていません。

値段の背景について、キョーリンはレオパを「国内繁殖がほとんど」と書き、環境省の検討会資料も「国内繁殖の個体も多い」としています。同じ資料は、輸入された爬虫類1匹あたりの値段が2021年は2012年の約3.7倍になったとも示していますが、これは爬虫類全体の数字で、レオパだけの価格の推移を示した資料は見つかりませんでした。

モルフ別の値段|掲載名で分かる範囲

掲載名に含まれるモルフ名で分けると、値段の差がはっきり出ます。1つの個体が複数のモルフ名を持つことがあるため(例:「タンジェリントレンパー」はタンジェリンとトレンパーの両方に数える)、下の表の件数は重なっています。

掲載名に含まれる語件数最安中央値最高
ハイイエロー14件9,680円14,080円19,800円
トレンパー35件9,680円17,380円107,800円
マックスノー(スーパーを除く)12件10,780円18,590円54,780円
タンジェリン35件9,878円23,980円87,780円
スーパーマックスノー10件21,780円28,380円32,780円
ブラックナイト19件21,780円87,780円272,800円
モルフ名なし(種名のみ・空欄)61件9,878円19,800円87,780円
表3 掲載名のモルフ名ごとの価格(税込・コーワペッツ・2026年10月30日取得)

中央値で見ると、ハイイエローが14,080円ともっとも低く、ブラックナイトは87,780円と6倍以上でした。最高値の272,800円もブラックナイトの掲載です。同じ「トレンパー」でも9,680円から107,800円まで幅があり、モルフ名だけで値段は決まりません。掲載名が種名だけの61件にも87,780円の個体があり、名前に出ていない系統や大きさ、性別などが値段に関わっている可能性がありますが、掲載一覧からは分かりません。「ワイルドタイプ」と書かれた掲載は2件(14,080円・24,200円)で、これはモルフ名で、野生で採集された個体という意味かは掲載からは判断できませんでした。

GEXの「レオパについて知ろう」は、選別交配や突然変異の固定によって数多くのモルフが作られてきたと説明しています。それぞれのモルフの見た目や遺伝の仕組みを価格と結びつけて説明した公的資料は見つかりませんでした。

初期費用|GEXの標準小売価格で積み上げる

GEXの「レオパの飼育に必要なもの10点」と、同社の「レオパ飼育キットM」のセット内容をもとに、1匹分の用品を製品ページの標準小売価格で並べました。キットM自体は「オープン」価格で、メーカーの価格表示はありません。

用品GEXの製品(仕様)標準小売価格税込換算
ケージレプテリアホワイト300CUBE Low(約31.6×31.6×19.2cm)6,900円+税7,590円
パネルヒーターレプタイルヒートS(16W)5,400円+税5,940円
温湿度計コードレスデジタル温湿度計2,650円+税2,915円
シェルターモイストシェルター コーナー 901,580円+税1,738円
水入れウォーターディッシュS690円+税759円
床材デザートソイル 2kg1,120円+税1,232円
餌(人工飼料)レオパブレンドフード 60g1,260円+税1,386円
カルシウム剤カルシウム+ビタミンD3 40g670円+税737円
小計(最小の構成)―20,270円+税22,297円
サーモスタットイージーグローサーモ(制御範囲18〜40℃)6,200円+税6,820円
上部ヒーターヒーティングトップ S(16W)6,200円+税6,820円
合計(両方を足す)―32,670円+税35,937円
表4 1匹分の飼育用品の初期費用(GEXの標準小売価格・税込換算は10%で計算・2026年10月30日確認)

前開きのガラスケージグラステラリウム3030(12,500円+税)を選ぶと、合計は5,600円+税増えて税込換算42,097円になります。ケージを大きくするとパネルヒーターも大きいものが対象になり、GEXはレプタイルヒートMの対応ケージを幅45〜60cmとしています。

サーモスタットは要る?資料で書き方が違う

サーモスタットの扱いは資料で分かれます。RSPCAは「すべての熱源にサーモスタットを使わなければならない」とし、パネルヒーターはオン・オフ式のサーモスタットにつなぐよう書いています。メルク獣医マニュアルも、ヒーターはサーモスタットで制御すべきとしています。一方GEXは、タイマーサーモを「使用すれば、昼夜の2段階温度管理ができ便利」と案内しており、レプタイルヒート自体の設定温度は約45℃(±5℃)です。表4で最小の構成と、サーモスタットを足した構成を分けたのはこのためです。サーモスタットだけを足した場合は税込換算29,117円です。

毎月の費用|電気代は計算式で上限が出せる

電気代は、器具の消費電力から計算できます。単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)が定める目安単価31円/kWh(税込、令和4年7月22日改定)を使いました(家電公取協 よくある質問 Q7)。計算式は次のとおりです。

電気代(円)=消費電力(W)÷1,000×使用時間(時間)×日数×31円

器具(GEXの定格消費電力)1日(24時間)30日1年(365日)
レプタイルヒートXS(6W)約4.5円約134円約1,629円
レプタイルヒートS(16W)約11.9円約357円約4,345円
レプタイルヒートM(20W)約14.9円約446円約5,431円
レプタイルヒートS+ヒーティングトップS(16W+16W)約23.8円約714円約8,690円
表5 ヒーターの電気代の上限の目安(24時間通電・31円/kWhで計算・2026年10月30日確認)

表5は24時間ずっと通電した場合の数字で、上限の目安です。サーモスタットを使えば設定温度に達したあとは通電が止まるため、実際の電気代はこれより少なくなります。ただし、どれだけ減るかは室温や設定で変わり、それを示した資料は見つかりませんでした。部屋のエアコン代は含めていません。

メーカー表示の電気代と数字が違う理由

GEXの製品ページにも電気代が書かれていますが、単価が違います。レプタイルヒートS・Mは1kWh=25円、ヒーティングトップSは1kWh=27円で計算されており、たとえばレプタイルヒートSは「1日約9.6円」です。31円で計算し直すと約11.9円になります。また、レプタイルヒートXS(6W)のページは「1日の電気代:約8.6円(1日24時間使用、1kWh=25円の場合)」としていますが、6W×24時間×25円で計算すると約3.6円になり、表示と合いません。どちらが正しいかは確認できなかったため、この記事では定格消費電力の6Wから計算しています。契約している電力会社の単価が分かれば、その単価に置き換えて計算できます。

餌代・床材・病院代は資料なし

餌代は、何をどれだけ与えるかで変わります。GEXのレオパブレンドフードは60gで1,260円+税ですが、1か月に何g使うかを示した資料はありませんでした。餌の種類と回数はレオパの餌は何を何回?で資料ごとに比べています。床材について、GEXはフンを毎日取り除き、定期的に交換するよう書いていますが、交換の間隔は示していません。動物病院の費用も、レオパや爬虫類についての公的な調査は見つかりませんでした。これらは月額を決めつけず、買った金額と使った期間を記録して月割りにするのが確実です。

買う前に確かめること|法律で決まっている説明

レオパを販売するお店は、動物愛護管理法の「第一種動物取扱業」の登録が必要です(第10条)。登録した業者は、事業所ごとに、名称や登録番号などを書いた標識を見やすい場所に掲げなければなりません(第18条)。

また同法第21条の4は、販売業者が、買う人に事業所で動物の現在の状態を直接見せ、対面で、書面などを使って飼い方などの情報を説明するよう定めています。対象の動物は施行規則第8条の2で「哺乳類、鳥類又は爬虫類」とされ、レオパも含まれます。説明する事項は16あり、レオパに関わる主なものは、品種等の名称、成長したときの大きさ、平均寿命などの飼養期間、飼育施設の構造と規模、給餌・給水の方法、人と動物の共通感染症などの病気と予防、性別の判定結果、生年月日(輸入された個体で不明な場合は推定の生年月日と輸入年月日など)、繁殖を行った者の氏名・名称と登録番号などです。

つまり、値段のほかに性別・生年月日・繁殖者の情報も、買うときに書面などで受け取れる項目です。値段だけで比べるより、説明の中身もそろえて比べると、モルフ名の同じ個体どうしでも違いが見えます。RSPCAは、飼う前に、その動物の一生にわたって適切な世話とそれにかかる費用をまかなえるか確かめるよう求めています。迎える前に考えておきたい点はヒョウモントカゲモドキを飼って後悔しやすい6つの点にまとめています。

よくある質問

レオパはいちばん安くていくらですか?

2026年10月30日のコーワペッツの掲載では、最安は9,680円(税込)で、ハイイエローとトレンパーアルビノボールドジャングルの掲載でした。1万円未満は268件中6件です。ほかのお店の価格は数えていないため、国内の最安値かは分かりません。

モルフでどれくらい値段が変わりますか?

同じ掲載で中央値を比べると、ハイイエローは14,080円、タンジェリンは23,980円、スーパーマックスノーは28,380円、ブラックナイトは87,780円でした。ただし同じモルフ名でも幅が大きく、トレンパーは9,680円から107,800円まであります。

電気代がかかるのは冬だけですか?

RSPCAは、夜は熱源を切ってよいが、室温が18℃を下回る場合は補助の保温が必要としています。GEXは晩秋から春までの日本の気候は過酷だと書いています。夏にヒーターを止められるかは室温によるため、表5の年額はずっと通電した場合の上限として見てください。

通販で買うことはできますか?

動物愛護管理法第21条の4は、爬虫類を含む動物の販売で、事業所で現在の状態を直接見せ、対面で情報を説明するよう販売業者に求めています。そのため、画面で選んだ場合でも、お店で現物を見て説明を受ける手順になります。対面が難しい場合の例外は環境省令で定めるとされていますが、その中身は今回確認していません。

一生でどれくらいかかりますか?

寿命はキョーリンが約10年、RSPCAが最長20年としています。表5の16W1台の上限(年約4,345円)で10年なら約4.3万円、20年なら約8.7万円が電気代の上限です。これに生体と用品、餌、器具の買い替え、病院代が加わりますが、餌と病院代は資料がなく合計は出せません。寿命の資料はレオパの寿命は何年?で比べています。

まとめ:生体の中央値は約2.2万円、用品と電気代を足して考える

  • コーワペッツの掲載268件では、中央値21,780円・真ん中の半分は17,380〜43,780円・最安9,680円〜最高272,800円(2026年10月30日)
  • 1店舗だけで82件あり、その店の中央値は43,780円、ほかの店舗は19,800円。見る店で値段の幅が変わる
  • モルフ名の中央値はハイイエロー14,080円〜ブラックナイト87,780円。同じモルフ名でも幅が大きい
  • 用品はGEXの標準小売価格で税込換算約2.2万円、サーモスタットと上部ヒーターを足すと約3.6万円
  • 電気代は16W×24時間×31円/kWhで30日約357円が上限。2台なら約714円
  • 餌・床材の月額と病院代は資料なし。買うときは性別・生年月日・繁殖者の説明も受け取れる

飼い方の全体はレオパの飼育方法、お迎え後の触れ合い方はレオパはなつく?にまとめています。

参考資料

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