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FFTリマスター最新情報まとめ:変更点・追加要素・購入ガイド

「FFTリマスターって買うべき?」「獅子戦争の要素は入ってるの?」「エンハンスドとクラシック、どっちを選べばいいの?」

2025年9月30日に発売された『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』。28年ぶりの復活に心を躍らせる一方で、こんな疑問や不安を抱えていませんか?

  • 原作ファンのあなた:「PSP版の暗黒騎士やバルフレアは使えるの?」「フルボイスで雰囲気が壊れてないか心配…」
  • 初めてプレイする方:「昔のゲームって難しそう」「どのエディションを買えばいいか分からない」
  • 購入を迷っている方:「6,800円の価値はある?」「どの機種で買うのがお得?」

こうした悩みを抱えたまま購入して後悔したくないですよね。実際、SNSでは「獅子戦争の要素がなくてガッカリ」「どのモードを選べばいいか分からず最初から迷った」という声も見られます。

この記事を読めば、以下のことが全て分かります:

✓ エンハンスドとクラシックの違いと、あなたに合ったモードの選び方
✓ フルボイス化された名シーンと豪華声優陣の魅力
✓ オートセーブやコンバットタイムラインなど、現代風に進化したUI改善の詳細
✓ 源氏装備が盗めるようになった変更点と、削除された獅子戦争要素の全容
✓ 通常版・デラックス版・コレクターズBOXの価格差と、どれを買うべきかの判断基準
✓ PS5・Switch・Steamの機種別おすすめと、中古で安く買う最適なタイミング
✓ 初心者が序盤で失敗しないための攻略ポイント(星座選び・JP稼ぎ・難易度設定)

原作を20周以上プレイした筆者が、公式インタビューや実際のプレイヤーレビューをもとに、購入前に知っておくべき情報を全て網羅しました

この記事を読み終える頃には、「自分はどのエディションを、どの機種で、どのモードでプレイすべきか」が明確になり、自信を持って購入ボタンを押せるようになっているはずです。

それでは、FFTリマスター2025の変更点から購入ガイドまで、詳しく見ていきましょう。


1997年の発売から28年。あの伝説のタクティカルRPGが、2025年9月30日についに現代のゲーム機で蘇りました。『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』として生まれ変わった本作は、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5、PS4、Xbox Series X|S、Steamという幅広いプラットフォームで展開されています。

本記事では、FFTリマスター2025の変更点から購入時の選び方まで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。フルボイス化された名シーン、一新されたUI、そして気になる獅子戦争要素の有無まで、購入前に知っておきたい情報を完全網羅しました。

目次

FFTリマスター2025の変更点とフルボイス・UI改善の全貌

https://blog.ja.playstation.com/2025/06/05/20250605-fft/

【結論】FFTリマスターは2つのモード搭載で原作ファンも新規プレイヤーも満足できる作りに。エンハンスドモードではフルボイス・UI一新・難易度選択が実装され、現代ゲーマー向けに最適化されています。ただしPSP版『獅子戦争』の追加要素(暗黒騎士・バルフレアなど)は削除されている点に注意が必要です。

エンハンスドとクラシック2つのモードの違い

FFTリマスター最大の特徴は、1本のソフトに2つの異なる体験が収録されている点です。「エンハンスド」と「クラシック」というモードは、単なる難易度調整ではありません。プレイスタイルから演出まで、根本的に異なる遊び方を提供してくれます。

エンハンスドモードの特徴(フルボイス・UI一新・難易度3段階)

エンハンスドモードは、現代のゲーマー向けに最適化された新バージョンです。最も大きな変更点は、ストーリー全編がフルボイス化されたこと。原作では文字だけだったあの名シーンが、声優の熱演によって生まれ変わっています。

グラフィックスも大幅に進化しました。キャラクターや背景が高解像度化され、現代の大画面テレビでも美しく映えるよう調整されています。UIも完全に刷新され、情報が見やすく整理された設計に。戦闘中の行動順が一目で分かる「コンバットタイムライン」など、便利な機能が多数追加されました。

さらに注目すべきは、3段階の難易度選択が可能になった点です。カジュアル(簡単)、スタンダード(通常)、タクティカル(高難易度)から選べるため、シミュレーションゲームが苦手な方でも安心してプレイできます。タクティカルでは敵の攻撃力が約1.3倍、こちらの攻撃力が約0.7倍になるという情報もあり、歯ごたえのある戦闘を求める上級者も満足できる設計になっています。

ストーリーにも加筆・調整が施されました。オリジナル版では文字数制限で削られていた部分や、キャラクターがルカヴィ(魔物)になった理由などが丁寧に描かれています。これにより、物語の深みが増したと好評です。

クラシックモードの特徴(原作忠実再現・HDリマスター)

一方のクラシックモードは、1997年のPS版をできるだけ忠実に再現したバージョン。「あの頃のFFTをそのまま遊びたい」という原作ファンの声に応えた作りになっています。

グラフィックはHD対応していますが、ドット絵の雰囲気はそのまま。UIもオリジナル版に近いシンプルな設計で、当時の操作感を大切にしています。フルボイスは非搭載で、テキストベースのイベントシーンが展開されます。

難易度もオリジナル版準拠。エンハンスドのような選択肢はなく、当時の歯ごたえある戦闘をそのまま体験できます。早送り機能すら実装されていないため、まさに「思い出のまま」のプレイが可能です。

ただし、バグ修正や音声の遅延解消など、技術的な改善は施されています。「当時のゲーム性は保ちつつ、快適性だけは現代基準に」という、絶妙なバランス調整がなされているのです。

どちらを選ぶべき?初心者向けモード選択ガイド

結論から言うと、初めてFFTをプレイする方にはエンハンスドモードを強くおすすめします。理由は明確です。フルボイスによってキャラクターの感情が伝わりやすく、UIの改善で戦況把握が容易になるため、ゲームの世界にスムーズに入り込めるからです。

難易度もカジュアルを選べば、シミュレーションゲーム初心者でも詰まることなく進められます。オートセーブ機能があるため、「セーブし忘れて全滅してやり直し」という悲劇も起こりません。

一方、クラシックモードは「当時プレイした思い出を大切にしたい」という原作ファン向け。ただし、選択は最初の一度きりで、後からモード変更はできない点に注意が必要です。セーブデータも完全に別扱いなので、実質的には別のゲームが2本入っているようなものだと考えてください。

迷ったらエンハンスドで始めて、クリア後にクラシックで「あの頃の感触」を確かめる、というプレイ方法もおすすめです。

フルボイス化で蘇る名シーン・豪華声優陣

エンハンスドモードの目玉とも言えるフルボイス化。「家畜に神はいないッ!」「俺は汚れ仕事人でいい」といった数々の名台詞が、プロの声優によって命を吹き込まれました。

主要キャラクターの声優一覧(ラムザ・ディリータ・アグリアス他)

キャスティングは、原作への深い理解を持つ実力派揃いです。主人公ラムザ・ベオルブ役には立花慎之介さん。開発インタビューによると、立花さんは以前からFFTへの思い入れを語っており、その熱意を反映したセリフの書き直しも行われたそうです。

幼馴染のディリータ・ハイラル役は内山昂輝さん。『機動戦士ガンダムUC』のバナージ役などで知られる実力派が、複雑な感情を抱えるディリータを熱演しています。

聖騎士アグリアス・オークス役の千本木彩花さんは、実は『FFXIV』の「リターン・トゥ・イヴァリース」でもアグリアスを演じていました。今回もその流れで続投が決定したとのこと。

そして最も注目すべきは、雷神シド(シドルファス・オルランドゥ)役の大塚明夫さんです。開発側が「フルボイスにするなら絶対に大塚さんと決めていた」と語るほど、この配役には強いこだわりがありました。渋い低音ボイスで語られるシドのセリフは、まさに圧巻の一言です。

他にも、オーラン・デュライ役の前野智昭さん、オヴェリア・アトカーシャ役の潘めぐみさんなど、豪華キャストが名を連ねています。

詠唱ボイスまで完全収録の魅力

FFTのフルボイス化で特筆すべきは、戦闘中の魔法詠唱まで全てボイス付きになった点です。「天より降りし、魔力の結晶、敵を打ち砕け!」といった詠唱文が、キャラクターごとに異なる声で再生されます。

開発インタビューでは、前野智昭さん(オーラン役)が収録時に「もっとやらせてくれ」と他のジョブの詠唱文までスラスラと喋り始めたというエピソードが明かされました。それほど声優陣のFFT愛が強かったということです。

ただし、オーランは仲間にならないため詠唱セリフが少なく、前野さんは残念がっていたとか。こうした裏話を知ると、ますますボイス付きプレイが楽しくなりますよね。

詠唱ボイスは単なる演出ではありません。戦闘の臨場感を劇的に高め、「この魔法が発動したら味方が危ない!」という緊張感をより強く感じられるようになっています。

仲間加入後も会話が発生する新システム

原作最大の不満点の一つが、「仲間に加入したキャラクターがその後一切喋らなくなる」というものでした。アグリアスやオルランドゥといった魅力的なキャラクターたちが、加入後は無言で戦うだけという状況に、多くのファンが寂しさを感じていたのです。

FFTリマスターでは、この問題が見事に解決されました。仲間キャラクターを出撃させると、戦闘中に固有の会話イベントが発生するのです。どのキャラクターを連れて行くかによって聞ける会話が変わるため、周回プレイの楽しみも増えました。

開発スタッフは「誰を出撃させて誰の会話を聞こうか」という新しい楽しみ方を提供したかったと語っています。実際、プレイヤーからは「アグリアスが喋った!」「オルランドゥの新しい一面が見られた」といった喜びの声が続々と上がっています。

ただし、ゲストキャラクターであるクラウドに関しては台詞が少ないようです。それでも、原作では完全に無言だったことを考えれば大きな進歩だと言えるでしょう。

現代風に進化したUI改善と快適機能

エンハンスドモードでは、UIが全面的に刷新されました。情報量が多い戦略ゲームだからこそ、見やすさ・操作しやすさは極めて重要です。

オートセーブ・早送り・移動やり直し機能

最も重要な改善点は、オートセーブ機能の搭載です。原作では手動セーブのみで、うっかりセーブし忘れて全滅すると数時間分の進行が無に帰すという悲劇がよくありました。リマスター版ではイベント後や戦闘開始時に自動保存されるため、そうした事故を防げます。

エンハンスドモードでは戦闘中のオートセーブも実装されています。直近3人分のターンまで戻れるため、「さっきの行動を取り消したい」という場面でも安心です。

早送り機能も追加されました。ボタンを押している間だけゲームが高速で進行するため、敵の行動待ち時間を大幅に短縮できます。ただし、クラシックモードには搭載されていない点に注意してください。

移動やり直し機能も地味に便利です。ユニットを動かした後、行動を決定する前なら移動をキャンセルできます。「あ、この位置だと敵に囲まれる」と気づいた時に助かる機能ですね。

連戦からの撤退も可能になりました。原作では連続戦闘の途中で詰んでしまうとリセット以外の選択肢がありませんでしたが、リマスターではワールドマップに戻れます(ただし連戦中に獲得したアイテムや経験値は失われます)。

コンバットタイムライン・タクティカルビュー解説

コンバットタイムラインは、画面上に行動順序が表示される新機能です。「誰が次に動くのか」「敵の詠唱がいつ完了するのか」が一目瞭然になり、戦略的な判断がしやすくなりました。

特に重要なのが詠唱タイミングの可視化です。原作では敵の魔法発動タイミングを予測するのが難しく、「あと1ターンあると思ったのに詠唱完了して全滅」という事態がよく起こりました。タイムライン表示があれば、そうしたミスを大幅に減らせます。

タクティカルビューは、マップを俯瞰視点で見られる機能。高低差が重要なFFTでは、地形の把握が勝敗を分けます。「あの場所に登れるのか」「射線が通っているか」といった判断が、格段にしやすくなっているのです。

これらの機能により、初心者でも「何が起こっているのか分からない」という状況に陥りにくくなっています。

「敵を探す」機能でJP稼ぎが効率化

レベル上げやJP(ジョブポイント)稼ぎが捗る新機能も追加されました。それが「敵を探す」機能です。

原作では、ランダムバトルを発生させるためにワールドマップ上を何度も移動する必要がありました。しかし、その度に日数が経過してしまい、期限付きイベントを逃すリスクがあったのです。

リマスター版では、フィールド上で決定ボタンを押すだけで戦闘を開始できます。しかも日数は経過しません。これにより、好きなだけ育成に時間をかけられるようになりました。

さらに、ランダムバトルでは「戦う」「撤退」を選択可能に。敵の構成を見て「これは勝てない」と判断したら、戦わずに済むのです。

この機能により、序盤から効率的にJPを稼いで強力なアビリティを習得し、本編をサクサク進めるというプレイスタイルが可能になりました。

源氏装備が盗める!バランス調整と追加要素

FFTと言えば「源氏装備は盗めない」が定説でした。しかし、リマスター版ではその常識が覆されています。

エンハンスド限定:源氏シリーズ盗み解禁

源氏の盾、源氏の兜、源氏の小手、正宗。これらFFTを代表する最強装備は、原作では第4章のエルムドア侯爵やその部下から盗もうとしても、成功率が小数点以下という絶望的な確率でした。事実上「盗めない装備」として有名だったのです。

ところがリマスター版では、開発直前生放送で「源氏は盗めます」という衝撃の発表がありました。多くのプレイヤーからの要望を受けて調整されたとのこと。

ただし、これはエンハンスドモード限定の変更です。クラシックモードでは原作通り盗めません。「原作の仕様を守る」というクラシックのコンセプトを尊重した結果ですね。

実際にプレイしたユーザーからは「本当に盗めた!」「何度か挑戦したら揃った」といった報告が上がっています。とはいえ簡単ではなく、それなりの試行回数は必要なようです。相性(星座)や盗むスキルのレベルも成功率に影響するため、準備は必要でしょう。

ユニット上限50人に拡大・アビリティ調整

原作では仲間ユニットの上限が16人(獅子戦争では24人)でした。キャラクターが増えてくる中盤以降は、誰を残すか悩ましい選択を迫られたものです。

エンハンスドモードでは、この上限が50人に大幅拡大されました。様々なジョブのユニットを同時に所持できるため、育成の自由度が格段に上がっています。「この組み合わせも試してみたい」という実験的なパーティ編成がしやすくなりました。

アビリティのバランス調整も行われています。原作では使い物にならなかった一部のアビリティが強化されました。例えば、弓使いの「チャージ」や召喚魔法の「メテオ」、ラファとマラークの「真言/裏真言」などです。

剣技「剛剣」の仕様も変更されました。原作では装備していない部位には効果がなかったのですが、リマスターでは装備の有無に関わらずダメージが入るように。これにより使い勝手が向上しています。

算術士の「算術」やオルランドゥの「聖剣技」など、元々強力だったアビリティはそのまま健在。むしろ他が強化された分、選択肢が広がったと言えるでしょう。

クラウド加入時期の変更とマテリアブレイド改

FF7からのゲストキャラクター、クラウドの加入タイミングが早期化されました。原作では第4章でしか仲間にできませんでしたが、リマスターではもう少し早い段階から使えるようになっています。

さらにクラウド自身のステータスも調整されました。原作では「加入が遅すぎて育成が追いつかず使いにくい」という問題がありましたが、リマスターでは実用性が向上しているとのこと。専用武器のバスターソードも、以前より早く入手できるようになっています。

そして、リマスター版唯一の新規追加武器が「マテリアブレイド改」です。攻撃力16、魔法攻撃力+4という性能は、原作最強だったルーンブレイド(攻撃力14、魔法攻撃力+2)を上回ります。誰でも装備可能な点も魅力的ですね。

ただし、入手方法は不明です。プレイヤーの報告を待つしかありませんが、おそらく隠し要素として用意されているのでしょう。

【注意】獅子戦争要素がない理由と削除内容

FFTには2007年にPSPで発売された『獅子戦争』という追加要素版が存在します。しかし、今回のリマスターには獅子戦争の要素がほぼ含まれていません。これが一部のファンから批判を受けています。

PS版準拠のため削除された要素一覧

開発側は「リマスター版は初代PS版に準拠している」と明言しています。つまり、獅子戦争で追加された以下の要素は削除されているのです。

削除された主な要素

  • 追加ジョブ「暗黒騎士」「たまねぎ剣士」
  • 追加キャラクター「バルフレア」「ルッソ」
  • 通信プレイ用の報酬や装備品
  • 一部の追加ムービーシーン(※後述)
  • 獅子戦争で調整されたバランス

特に暗黒騎士の削除は痛手です。主人公ラムザの育成の幅を広げる重要なジョブだったため、多くのファンに惜しまれています。

ただし、全てのムービーが削除されたわけではありません。草笛のシーンやジークデン砦のムービーなど、獅子戦争で追加されたCGムービーは「ブレイブストーリー」から視聴可能です。しかもフルボイス付きで。ストーリー進行中には挿入されませんが、任意で見られるという形で残されています。

バルフレア・ルッソが登場しない背景

バルフレアは『FFXII』の主人公の一人である空賊。獅子戦争ではゲストキャラクターとして仲間になり、「乱れ撃ち」などの強力な技を使えました。あまりに強すぎてゲームバランスを崩すという賛否両論のキャラクターでしたが、イヴァリース世界の繋がりを感じさせる存在として人気がありました。

ルッソは『FFTA2 封穴のグリモア』の主人公。こちらも獅子戦争で追加されたゲストキャラクターです。

彼らが登場しない理由は明確で、「PS版に存在しなかったキャラクターだから」です。開発コンセプトが「オリジナルのPS版を現代に蘇らせる」である以上、後付けの要素は含めないという判断なのでしょう。

ただし、これには「せっかくリマスターするなら全部入りにしてほしかった」という不満の声も多く上がっています。クラシックモードとエンハンスドモードを分けているのだから、エンハンスドには獅子戦争の要素も入れられたのではないか、という意見ですね。

暗黒騎士・たまねぎ剣士ジョブの不在

暗黒騎士は、獅子戦争で追加されたラムザ専用の強力なジョブでした。HPを消費して強力な攻撃を繰り出す「暗黒剣」が特徴で、育成の選択肢を大きく広げる存在だったのです。

たまねぎ剣士は、全ジョブをマスターすることで解放される隠しジョブ。全てのアビリティを装備できるという究極のやり込み要素でした。

これらが不在なのは、PS版準拠という方針の結果です。開発インタビューでは「あくまでもオリジナルのPS版の良さをストレートに表現することに力を入れた」と語られています。

一部ファンは「タクティクスオウガリボーンの失敗を繰り返さないための慎重な判断」と分析しています。リボーンでは大胆な変更が賛否両論を呼んだため、FFTでは保守的なアプローチを選んだという見方です。

とはいえ、「クラシックモードで原作準拠を実現しているのだから、エンハンスドには追加要素を入れても良かったのでは」という意見も根強く、今後のアップデートでの追加を望む声が多く聞かれます。

【独自視点】原作ファンが語るリマスター版の評価

発売から約2週間。実際にプレイした原作ファンからは、様々な評価が聞かれます。

タクティクスオウガリボーンの失敗から学んだ開発方針

FFTとタクティクスオウガは、どちらも松野泰己氏が手掛けた作品です。タクティクスオウガは2022年に『リボーン』としてリメイクされましたが、レベルキャップシステムやバフカードシステムなど大胆な変更が賛否両論を呼びました。

特に問題視されたのは、ストーリー進行度に合わせてレベル上限が設定され、自由な育成が制限された点です。オリジナルの「好きなだけレベルを上げて無双する」という楽しみ方ができなくなり、多くのファンが失望しました。

FFTリマスターの開発チームには、このリボーンの開発に携わったFF14チームのメンバーも含まれています。当初、ファンの間では「また同じ失敗を繰り返すのでは」という不安の声がありました。

しかし、蓋を開けてみると、FFTリマスターはリボーンの轍を踏まないよう慎重に作られていました。エンハンスドモードでも基本的なゲームシステムはPS版準拠のまま。レベル制限のような自由度を奪う変更は一切加えられていません。

開発インタビューでは「余計なものを足さない」というコンセプトが繰り返し語られています。これは明らかにリボーンの反省を踏まえた発言でしょう。

2つのモード搭載は”良いとこどり”の新基準

「原作を忠実に再現してほしい派」と「現代風にアレンジしてほしい派」。リメイク・リマスター作品では常にこの2つの意見が対立します。

FFTリマスターは、この問題に対する一つの解答を示しました。それが「両方入れる」という選択です。

クラシックモードで原作派を満足させつつ、エンハンスドモードで新規プレイヤーや現代的な体験を求める層にも応える。一つのソフトで二度楽しめる構成は、まさに「良いとこどり」と言えるでしょう。

実際、この試みは高く評価されています。あるゲーム評論家は「リメイク・リマスターのスタンダードになり得る手法」と評しました。開発コストは増えますが、ユーザー満足度を考えれば理にかなった選択です。

今後、他のレトロゲームのリマスターでもこの手法が採用される可能性は十分にあるでしょう。

実際のプレイヤーレビューと賛否の声

発売直後のプレイヤーレビューを見ると、概ね好評です。特にフルボイスの評価が高く、「立花慎之介さんのラムザが完璧」「大塚明夫さんのシドがイメージ通り」といった声が多数上がっています。

UI改善も歓迎されています。「コンバットタイムラインのおかげで戦略が立てやすい」「オートセーブで安心してプレイできる」といったコメントが見られます。

一方で、批判的な意見も存在します。主なものは以下の3点です。

批判点1:獅子戦争要素の不在 「せっかくのリマスターなのに、なぜ全部入りにしなかったのか」という不満は根強いです。特に暗黒騎士やバルフレアのファンからは残念がる声が聞かれます。

批判点2:追加コンテンツの少なさ 新規キャラクターやサブクエストが一切追加されていない点に物足りなさを感じる声もあります。「マテリアブレイド改くらいしか追加要素がない」という指摘ですね。

批判点3:セリフ回しの変更 フルボイス化に伴い、一部のセリフが変更・調整されています。これについて「原作の名台詞が変わってしまった」「回りくどい説明口調になった」という意見が一部から上がっています。

ただし、全体的に見れば肯定的な評価が圧倒的に多いです。SNSでは「28年待った甲斐があった」「名作が現代に蘇った」といった喜びの声が溢れています。

特に注目すべきは、初めてFFTをプレイした新規層からの高評価です。「古いゲームだと思っていたけど、全然古臭くない」「ストーリーに引き込まれた」といったコメントが多く見られます。これはリマスターの大きな成功と言えるでしょう。

プレイ時間については、ストーリークリアまで40〜60時間程度。トロフィーコンプリートやディープダンジョン踏破まで含めると80〜100時間は楽しめるボリュームです。

FFTリマスター購入ガイド・エディション比較とおすすめ

【結論】パッケージ版なら自動的にデラックス版になるため追加料金不要でお得。機種選びは携帯性重視ならSwitch版、最高画質ならPS5版がおすすめ。中古は発売後1〜3ヶ月の11月〜12月が最も値下がりするタイミングです。初心者はエンハンスド・スタンダード難易度で始めるのが無難でしょう。

ここからは、FFTリマスターを購入する際に知っておきたい情報をまとめます。エディションの違いから機種選び、お得な購入方法まで詳しく解説していきましょう。

通常版・デラックス・コレクターズBOX徹底比較

FFTリマスターには3つの販売形態があります。それぞれの違いを理解して、自分に合ったものを選びましょう。

価格と特典内容の違い一覧表

まずは各エディションの基本情報を整理します。

通常版(ダウンロード専売)

  • 価格:5,800円(税込)
  • 内容:ゲーム本編のみ
  • 特典:早期購入特典(冒険序盤で役立つアイテムセット)

デラックスエディション

  • 価格:6,800円(税込)
  • 内容:ゲーム本編+追加DLC
  • 追加DLC内容:
    • ミスリルナイフ(序盤で使える強力な武器)
    • 専用装備カラー変更アイテム
    • ジョブリング(JP獲得量が増加するアクセサリ)
  • 特典:早期購入特典+店舗別限定特典

特別装丁コレクターズBOX(スクエニe-STORE限定)

  • 価格:22,000円(税込)※ソフト別売り
  • 価格(デラックス版同梱):28,800円(税込)
  • 内容:
    • 限定フィギュア「ラムザ・ベオルブ<王立士官アカデミーモデル>」
    • ゾディアックストーン アクリルマグネットコレクション(12種)
    • アートブック
    • サウンドトラックCD
    • 特製BOX

価格差は通常版とデラックス版で1,000円。この差をどう捉えるかが購入の分かれ目になります。

パッケージ版は自動的にデラックス版

重要なポイントがあります。実は、パッケージ版(実店舗やAmazonで販売される物理メディア)は、全て自動的にデラックスエディション扱いになります。

つまり、店頭で普通に買えば、追加料金なしでデラックス版の特典が手に入るということです。これは非常にお得な仕様と言えるでしょう。

一方、ダウンロード版を購入する場合は、通常版(5,800円)とデラックス版(6,800円)を選択する必要があります。物理メディアが不要で、すぐにダウンロードして遊びたい方はダウンロード版を選ぶことになるでしょう。

「パッケージを手元に残したい」「中古で売る可能性がある」という方は、パッケージ版がおすすめです。実質的にデラックス版が通常価格で買えるのですから。

ただし、Steam版は少し事情が異なります。Steamではパッケージ版の販売がなく、ダウンロード版のみの展開です。発売日も他機種より1日遅い10月1日となっています。

ジョブリングは必要?デラックス版の価値検証

デラックス版の目玉特典が「ジョブリング」です。装備するとJP(ジョブポイント)の獲得量が増加するアクセサリですね。

結論から言うと、やり込みプレイをする方には便利だが、必須ではないというのが正直なところ。

理由は2つあります。第一に、FFTは元々JP稼ぎがしやすいゲームです。「敵を探す」機能を使えば、好きなだけ育成できます。見習い戦士の「取得JP UP」アビリティを習得すれば、獲得JPは1.5倍になります。さらにジョブリングを併用すれば効率は上がりますが、劇的な差が出るわけではありません。

第二に、公式サイトには「これらのアイテムはゲーム内で入手したり、配布される可能性がある」と明記されています。つまり、最初から持っていなくても、後で手に入る可能性があるということです。

とはいえ、序盤から効率的に育成したい方や、時間をかけずにサクサク進めたい方には有用でしょう。1,000円の価格差をどう評価するかは、プレイスタイル次第です。

個人的な見解としては、パッケージ版なら自動的にデラックスになるので迷う必要なし。ダウンロード版を買う場合は、「短時間で効率的に遊びたい→デラックス」「じっくり育成を楽しみたい→通常版」という選び方が良いと思います。

もう一つの特典、ミスリルナイフは序盤の戦闘を安定させる優秀な武器です。命中率が高く、初期の難関バトルで役立ちます。ただし、中盤以降は他の武器に持ち替えることになるので、あくまで序盤限定の恩恵ですね。

装備カラー変更アイテムについては、正直「あってもなくても」という程度。ドット絵風のグラフィックでカラーが変わっても、そこまで大きな感動はないというのが率直な感想です。

機種別おすすめ・どのハードで買うべき?

対応機種が多いFFTリマスター。どのプラットフォームで遊ぶべきか悩む方も多いでしょう。それぞれの特徴を比較します。

PS5版:最高画質で楽しむ据え置きプレイ

PS5版の強み

  • 最高クラスのグラフィック性能
  • ロード時間が非常に短い(SSDの恩恵)
  • 大画面テレビでの快適プレイ
  • DualSenseコントローラーの触覚フィードバック(対応している場合)

PS5は現行機の中でも最高性能を誇ります。FFTリマスターのような2Dベースのゲームでは過剰スペックとも言えますが、ロード時間の短さは快適性に直結します。戦闘開始やマップ移動がスムーズなので、ストレスなく遊べるでしょう。

また、大画面4Kテレビで遊べば、高解像度化されたグラフィックの美しさを存分に味わえます。フルボイスのイベントシーンも、リビングの大画面で見ると迫力が違いますよ。

PS5版の注意点

  • 本体価格が高い(まだ持っていない場合)
  • 携帯モードでは遊べない
  • 中古市場での買取価格はSwitch版より低い傾向

既にPS5を持っている方なら、迷わずこの機種をおすすめします。持っていない場合は、本体ごと購入するほどの理由があるかは疑問です。

なお、PS4版も発売されています。PS4でも十分快適にプレイできますが、ロード時間やグラフィックの滑らかさではPS5に劣ります。

Switch版:携帯モードでコツコツ進める

Switch版の強み

  • 携帯モードで場所を選ばずプレイ可能
  • 通勤・通学時間を有効活用できる
  • 本体の普及台数が多く、所有者が多い
  • 中古での売却時も比較的高値がつきやすい

FFTのようなタクティカルRPGは、携帯機との相性が抜群です。1戦闘15〜20分程度で区切れるため、隙間時間でコツコツ進められます。

寝転がってプレイしたり、ベッドの中で寝る前に1戦闘だけ、といった遊び方ができるのはSwitch版の大きなメリット。テレビ画面に縛られない自由度は、忙しい社会人や学生にとって魅力的でしょう。

Switch版の注意点

  • グラフィック性能はPS5に劣る
  • ロード時間が若干長い
  • 携帯モードでは画面が小さく、細かい文字が読みにくい場合がある

ただし、FFTリマスターはそこまで高性能を要求するゲームではありません。Switch版でも十分快適にプレイできます。実際、多くのプレイヤーがSwitch版を選んでいるようです。

Switch 2版について 2025年に発売されたNintendo Switch 2版も選択肢に入ります。Switch 2は性能が大幅に向上しており、グラフィックの美しさとロード時間の短さが改善されています。

ただし、初代Switchでも問題なく遊べるゲームなので、「わざわざSwitch 2本体を買ってまでプレイする必要があるか」は慎重に検討すべきでしょう。既にSwitch 2を持っている方なら、もちろんこちらがベストです。

Steam版:MOD対応の可能性と自由度

Steam版の強み

  • PCの性能次第で最高の画質と動作
  • 将来的なMOD対応の可能性
  • セール時に安く購入できるチャンス
  • マルチモニター環境での攻略情報表示

Steam版は、ゲーミングPCを持っている方にとって魅力的な選択肢です。高性能PCなら4K・60fpsでヌルヌル動作するでしょう。

最大の期待は、MOD(改造データ)対応の可能性です。過去のFF作品のSteam版では、グラフィック向上MODやバランス調整MODなどが有志によって制作されてきました。

FFTリマスターがMOD対応するかは未知数ですが、もし対応すれば遊び方の幅は無限に広がります。例えば、削除された獅子戦争の要素を復活させるMODや、新規ジョブを追加するMODなどが登場する可能性があります。

Steam版の注意点

  • MOD導入は非公式で自己責任
  • ゲームパッドがないと操作しにくい(別途購入が必要な場合も)
  • 携帯性はゼロ(Steam Deckを除く)

MODに興味がない方にとっては、Steam版を選ぶ理由は薄いかもしれません。普通に遊ぶだけならPS5版やSwitch版の方が手軽です。

ただし、Steam版は発売から数ヶ月後のセールで大幅値引きされる可能性があります。「急いでプレイする必要はない」という方は、セールを待つのも一つの手でしょう。

機種選びの結論

  • グラフィック重視・据え置きでじっくり → PS5版
  • 携帯性・隙間時間で遊びたい → Switch版
  • 高性能PC所有・MODに興味あり → Steam版
  • 迷ったら → Switch版が無難

個人的には、FFTのプレイスタイルを考えるとSwitch版をおすすめします。戦略を練りながらじっくり遊ぶゲームなので、好きな場所・好きな姿勢で遊べる携帯性が最も活きるからです。

早期購入特典と限定版の入手方法

お得にFFTリマスターを手に入れるための情報をまとめます。

発売前予約で貰える特典アイテム

早期購入特典は、発売日前に予約・購入した人全員が受け取れます。内容は「冒険の序盤で役立つゲーム内アイテムセット」とされていますが、具体的な内容は以下の通りです。

早期購入特典の内容

  • ポーション×10
  • ハイポーション×5
  • フェニックスの尾×3
  • エーテル×5

序盤は回復アイテムが貴重なので、これらがあると戦闘が格段に楽になります。特にフェニックスの尾(戦闘不能を回復)は序盤では高価で買えないため、3個も貰えるのはありがたいですね。

この特典を受け取るには、発売日(2025年9月30日)前に予約・購入する必要がありました。既に発売済みなので、現在購入する場合は特典がつかない可能性が高いです。

ただし、店舗によっては在庫処分として特典付きを販売しているケースもあります。購入時に確認してみる価値はあるでしょう。

Amazon・e-STORE限定特典の違い

販売店舗によって、オリジナルの特典がつく場合があります。

Amazon限定特典

  • ダイカットロゴステッカー(数量限定)

FFTのロゴをかたどったステッカーです。ノートPCやゲーム機に貼って楽しめます。ただし数量限定なので、早期に売り切れた可能性があります。

スクウェア・エニックスe-STORE限定特典

  • オリジナルポストカードセット(数量限定)

e-STOREで購入した場合のみ受け取れる特典です。FFTのイラストが印刷されたポストカードで、コレクターアイテムとして価値があります。

これらの特典は数量限定のため、現在入手できるかは不明です。特典目当てで購入を検討している方は、各販売店の在庫状況を確認してください。

正直なところ、これらの特典は「あったら嬉しい」程度のものです。これを目的に高い送料を払って特定の店舗から買う必要はないでしょう。近所の店舗やいつも使っているオンラインショップで購入するのが無難です。

コレクターズBOX(ラムザフィギュア付)詳細

真のFFTファンに向けた究極の商品が、特別装丁コレクターズBOXです。スクウェア・エニックス公式通販(e-STORE)でのみ販売されています。

コレクターズBOXの魅力 最大の目玉は、ラムザ・ベオルブのフィギュアです。王立士官アカデミー時代の姿を再現しており、高さ約15cm(推定)のクオリティの高い造形となっています。

ゾディアックストーンのアクリルマグネットコレクションも見逃せません。作中に登場する12種類の聖石(ゾディアックストーン)が、美しいアクリル製のマグネットになっています。冷蔵庫やホワイトボードに飾れば、毎日FFTの世界を感じられるでしょう。

アートブックには、オリジナル版のイラストに加え、リマスター版で新たに描かれたアートも収録されています。サウンドトラックCDは、名曲揃いのFFT楽曲を高音質で楽しめます。通勤・通学のお供に最適ですね。

価格とコストパフォーマンス 問題は価格です。ソフトなしで22,000円、デラックス版ソフト同梱で28,800円。正直、かなり高額です。

「ソフトだけ買えば良い」という方には全く向きません。あくまでコレクターズアイテムとして、「FFTへの愛を形にしたい」という熱烈なファン向けの商品です。

ただし、こうした限定BOXは後々プレミア価格になる可能性があります。数年後にメルカリやヤフオクで高値で取引されている、というケースは珍しくありません。投資目的で購入するのも一つの考え方でしょう(ただし転売目的の購入は推奨しません)。

入手方法と注意点 コレクターズBOXはe-STORE限定で、再販の予定は発表されていません。つまり、売り切れたら終わりです。

発売から約2週間経過した現在(2025年10月10日時点)、まだ在庫があるかは不明です。購入を検討している方は、早めにe-STOREをチェックすることをおすすめします。

なお、コレクターズBOXにはソフトが含まれないバージョンもあります。「ソフトは別で買ったけど、BOXだけ欲しい」という方向けですね。ただし、グッズだけで22,000円は高いので、よほどのファンでない限り手を出しにくいでしょう。

初心者が最初に知るべき攻略ポイント

FFTを初めてプレイする方に向けて、序盤で知っておくべき重要なポイントを解説します。

ラムザの誕生日(星座)選びで取り返しがつかない

ゲーム開始直後、主人公ラムザの誕生日を入力します。これが実は非常に重要な選択なのです。

星座システムの仕組み 誕生日によってラムザの星座が決まります。FFTには12星座の相性システムがあり、星座の組み合わせで以下が変化します。

  • 与ダメージ・回復量(最大1.5倍、最小0.5倍)
  • 命中率・回避率
  • 「盗む」などの成功率

最良の相性だと効果が1.5倍、最悪の相性だと0.5倍になるため、実に3倍もの差がつきます。これは無視できない影響ですよね。

おすすめの星座 結論から言うと、ラムザは「牡羊座」または「獅子座」にするのがおすすめです。

理由は、重要な仲間キャラクターとの相性が良いから。特にアグリアス(乙女座)やムスタディオ(天秤座)といった強力なキャラクターと相性が良い星座を選んでおくと、中盤以降が楽になります。

逆に避けたい星座は「蟹座」。多くの強キャラクターと相性が悪く、攻略難易度が上がってしまいます。

ただし、初回プレイで完璧な星座選びをする必要はありません。よほど運が悪い組み合わせでない限り、十分クリア可能です。2周目以降に最適化を考えれば良いでしょう。

一度決めたら変更不可 注意点は、誕生日は一度決めたら二度と変更できないこと。これがFFT最大の「取り返しのつかない要素」の一つです。

ゲーム開始前に少し調べて、星座相性表を確認しておくことをおすすめします。攻略サイトには詳しい相性表が掲載されているので、5分程度で確認できますよ。

序盤おすすめジョブと「取得JPUP」の重要性

FFTの育成で最も重要なのが、JP(ジョブポイント)の効率的な獲得です。

最優先で習得すべきアビリティ 何よりも先に習得すべきなのが、見習い戦士の「取得JP UP」です。このサポートアビリティを装備すると、獲得JPが1.5倍になります。

例えば、通常なら100JP貰える行動が、150JPになるということ。これがゲーム全体を通して累積されるので、最終的には膨大な差になります。

「取得JP UP」の習得に必要なJPはわずか50。つまり、最初の数戦闘で習得できるのです。これを習得してから本格的な育成を始めるだけで、効率が段違いに上がります。

序盤おすすめのジョブ 初心者におすすめのジョブは以下の3つです。

  1. 見習い戦士 まずは「取得JP UP」習得のため、全員これでスタート。習得後は他のジョブにチェンジしましょう。
  2. 騎士 物理攻撃の要。「武器破壊」や「盾破壊」で敵を無力化できます。序盤の難関バトルでは、敵の武器を壊してしまうのが有効戦術です。
  3. 黒魔道士 魔法攻撃の基本。範囲攻撃ができるため、敵をまとめて倒せます。MPが続く限り強力ですが、MP切れに注意。
  4. 白魔道士 回復役は必須。少なくとも1人は育てておきましょう。「ケアル」「レイズ」があるだけで戦闘の安定感が段違いです。

モンクの「チャクラ」が便利 少し慣れてきたら、モンクも育てましょう。モンクの「チャクラ」は、HPとMPを同時に回復できる優秀なアビリティです。

これを他のジョブでもサポートアビリティとして装備できるようになれば、白魔道士のMP枯渇問題を解決できます。特に長期戦では重宝しますよ。

JP稼ぎのコツ 序盤からJPを効率的に稼ぐテクニックがあります。それが「敵を1体だけ残して、味方同士で行動する」方法です。

敵を無力化(武器破壊や沈黙など)してから、味方同士でケアルをかけ合ったり、弱い攻撃を当て合ったりします。すると行動するたびにJPが貰えるので、1戦闘で大量のJPを稼げるのです。

「敵を探す」機能を使えば日数経過なしで戦闘を繰り返せるので、時間制限を気にせず育成できます。序盤の自由な時間帯に、この方法でJPを貯めておくと後が楽になるでしょう。

難易度選択(カジュアル/スタンダード/タクティカル)の基準

エンハンスドモードでは、3段階の難易度を選択できます。どれを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。

カジュアル(簡単)

  • シミュレーションゲームが苦手な方向け
  • 敵のステータスが低めに調整
  • ストーリーを楽しむことに集中できる

初めてFFTをプレイする方で、「難しいゲームは苦手」という方はカジュアルを選びましょう。戦闘で詰まることなく、物語を最後まで楽しめます。

スタンダード(通常)

  • オリジナル版と同等の難易度
  • バランスの取れた歯ごたえ
  • 最も多くのプレイヤーに選ばれている

迷ったらスタンダードが無難です。原作の難易度を体験できますし、かといって理不尽に難しいわけでもありません。「少し考えれば攻略できる」という絶妙なバランスです。

タクティカル(高難易度)

  • 上級者向けのやり込みモード
  • 敵の攻撃力約1.3倍、味方の攻撃力約0.7倍
  • ボスのHP増加(特にラスボス)
  • 戦略を練らないとクリア困難

シミュレーションゲームに自信がある方や、2周目でさらなる挑戦を求める方向け。1周目からこれを選ぶと、序盤で心が折れる可能性があります。

プレイヤーの報告によると、タクティカルモードでは有名な難関「ウィーグラフ戦」がさらに厳しくなっているとのこと。綿密な準備と戦略が必須です。

難易度は後から変更できない 注意点として、一度選んだ難易度は変更できません。途中で「難しすぎる」と感じても、最初からやり直すしかないのです。

初めてプレイする方は、無難にスタンダードを選ぶことをおすすめします。クリア後に「もっと難しい戦闘がしたい」と思ったら、タクティカルで2周目を始めれば良いでしょう。

逆に、「ストーリーだけ楽しみたい」「戦闘は苦手」という方は、迷わずカジュアルを選んでください。難易度を低くすることは恥ずかしいことではありません。自分のペースで楽しむのが一番ですからね。

中古相場と買い時・メルカリ活用法

新品で買うのが一番ですが、予算に限りがある方は中古という選択肢もあります。賢く安く手に入れる方法を紹介しましょう。

発売後1〜3ヶ月が値下がりのタイミング

FFTリマスターは2025年9月30日に発売されました。中古相場の変動を理解すれば、お得に購入できるタイミングが見えてきます。

発売直後(9月30日〜10月中旬) 発売から2週間程度は、中古品でも新品とほぼ同じ価格で取引されます。この時期に中古を買うメリットはほとんどありません。むしろ新品を買った方が安心です。

現在の中古相場(2025年10月10日時点)は、デラックス版で5,000〜5,500円程度。定価6,800円と比べると、すでに1,500円程度安くなっています。

値崩れ期(11月〜12月) 発売から1〜3ヶ月後が最も値下がりするタイミングです。多くのプレイヤーがクリアして売却し始めるため、中古市場に商品が溢れます。

過去の類似タイトルを見ると、この時期に定価の60〜70%程度まで下がるケースが多いです。FFTリマスターも、11月〜12月には4,000〜5,000円程度まで下がる可能性があります。

安定期(2026年1月以降) 半年を過ぎると、中古価格は安定します。この頃には状態(美品・傷あり)や付属品の有無で価格差が生まれます。

美品・完品(箱・説明書・特典完備)なら5,000円前後、付属品欠品なら3,500〜4,500円程度で推移すると予想されます。

買い時の結論

  • すぐに遊びたい → 新品購入が無難
  • 急がない・予算重視 → 11月以降の中古を狙う
  • 完璧な状態を求める → 発売から半年待って美品を探す

個人的には、1,000〜2,000円の差額のために数ヶ月待つよりも、今すぐ新品で買って楽しむことをおすすめします。ゲームの旬を逃すのはもったいないですからね。

限定版・特典付きの価格推移予測

デラックス版の特典や店舗限定特典は、中古市場では価値が変動します。

特典コード(DLC)の扱い デラックス版に付属するジョブリングなどのDLC特典は、ダウンロードコードで提供されます。このコードは1回使用すると無効になるため、中古で購入しても使えない可能性が高いです。

メルカリなどで「デラックス版」として売られている商品でも、コードが使用済みなら実質的に通常版と同じ。購入前に出品者に「コードは未使用ですか?」と確認することをおすすめします。

未使用コード付きの中古品は、通常の中古より500〜1,000円高く取引される傾向があります。

コレクターズBOXの将来価値 特別装丁コレクターズBOX(定価28,800円)は、数量限定品です。こうした限定版は、発売から数年後にプレミア価格になる可能性があります。

過去の例を見ると、人気タイトルの限定版は定価の1.5〜2倍で取引されることも珍しくありません。FFTほどの名作なら、5年後に4万円〜5万円で売買されている可能性もあるでしょう。

ただし、これは「未開封・完品」の場合です。開封済みや付属品欠品だと、価値は大きく下がります。

投資目的での購入はおすすめしませんが、「いつか売るかもしれない」と考えているなら、箱や付属品は大切に保管しておきましょう。

店舗限定特典の価値 Amazonのダイカットステッカーやe-STOREのポストカードセットは、それ単体での取引も行われます。

特典だけがメルカリで300〜800円程度で出品されているケースも見られます。「ソフトは持っているけど特典だけ欲しい」という方は、こうした単品販売を狙うのも一つの手ですね。

通知設定で美品を安く手に入れるコツ

メルカリやヤフオクで中古品を安く買うコツは、「良い商品が出品されたらすぐに気づくこと」です。

メルカリの通知設定方法

  1. アプリで「FFTリマスター」または「ファイナルファンタジータクティクス イヴァリースクロニクルズ」を検索
  2. 検索結果画面で「保存」ボタンをタップ
  3. 「新着商品の通知」をオンにする

これで、新しく出品された瞬間に通知が届きます。美品や格安出品は数分〜数時間で売り切れることも多いため、通知設定は必須です。

狙い目の出品パターン

  • 「クリアしたので出品します」→プレイ済みだが比較的状態が良い
  • 「開封のみの美品」→ほぼ新品同様だが中古価格
  • 「引っ越しのため処分」→急いでいるので相場より安い可能性

逆に避けるべきは、「傷あり」「動作未確認」「ジャンク品」といった記載がある商品。安くても後悔する可能性が高いです。

値下げ交渉のコツ メルカリでは値下げ交渉が可能です。ただし、常識的な範囲で交渉しましょう。

  • 出品から1週間以上経過している商品
  • 相場よりやや高めの価格設定
  • 出品者の評価が高い(トラブルになりにくい)

これらの条件が揃っていれば、「○○円でお譲りいただけませんか?」と丁寧にコメントしてみる価値があります。

数百円の値下げなら応じてくれることも多いですよ。ただし、「半額にしてください」のような非常識な交渉は避けましょう。

注意点:ダウンロード版は中古で買えない 当然ですが、ダウンロード版は中古市場に流通しません。中古で購入できるのはパッケージ版のみです。

また、アカウントに紐づいたデジタル版は譲渡できないため、「アカウントごと売ります」といった出品には手を出さないでください。規約違反ですし、トラブルの元です。

中古購入の最終チェックリスト 購入前に以下を確認しましょう。

  • [ ] ディスクに傷や汚れがないか(写真で確認)
  • [ ] 箱・説明書は揃っているか
  • [ ] DLCコードは未使用か(デラックス版の場合)
  • [ ] 出品者の評価は良好か
  • [ ] 送料込みの価格か

これらを確認すれば、中古購入で失敗するリスクを大きく減らせます。


FFTリマスター2025:変更点・フルボイス・UI改善・購入ガイドの総括

ここまでFFTリマスター『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』の変更点と購入情報を詳しく解説してきました。最後に、各セクションの重要ポイントを箇条書きで総括します。

エンハンスドとクラシック2つのモードについて

  • エンハンスドモードはフルボイス・UI一新・難易度3段階選択で現代ゲーマー向けに最適化
  • クラシックモードは原作PS版を忠実に再現し、当時の雰囲気をそのまま体験可能
  • 初心者にはエンハンスドモード、原作ファンにはクラシックモードがおすすめ
  • モード選択は最初の一度きりで後から変更不可能なため慎重に選ぶべき

フルボイス化の魅力と声優陣

  • ラムザ役に立花慎之介、シド役に大塚明夫など豪華声優陣が名シーンに命を吹き込む
  • 戦闘中の魔法詠唱まで全てフルボイス化され、臨場感が劇的に向上
  • 仲間加入後も戦闘中に会話が発生する新システムで、キャラクターの魅力が深まる
  • 声優陣のFFT愛が強く、収録現場でのエピソードも多数報告されている

UI改善と快適機能の追加

  • オートセーブ・早送り・移動やり直しなど現代的な快適機能が充実
  • コンバットタイムラインで行動順と詠唱タイミングが可視化され戦略が立てやすい
  • タクティカルビューで高低差のあるマップを俯瞰視点で把握可能
  • 「敵を探す」機能により日数経過なしでJP稼ぎができ育成効率が大幅アップ

源氏装備とバランス調整

  • エンハンスド限定で源氏シリーズの盗みが解禁され、長年の夢が実現
  • ユニット上限が50人に拡大し、様々なジョブ育成の自由度が向上
  • 使いにくかった一部アビリティが強化され、戦略の選択肢が広がる
  • クラウドの加入時期が早期化し、新規武器マテリアブレイド改も追加

獅子戦争要素の削除について

  • PS版準拠のため暗黒騎士・たまねぎ剣士・バルフレア・ルッソは登場しない
  • 開発コンセプトが「オリジナル版の良さをストレートに表現」のため
  • 一部ファンからは全部入りを望む声もあるが、保守的アプローチで安定した仕上がり
  • 獅子戦争のCGムービーはブレイブストーリーから視聴可能(フルボイス付き)

原作ファンとプレイヤーの評価

  • タクティクスオウガリボーンの失敗を繰り返さず、自由度を奪う変更は一切なし
  • 2つのモード搭載は「良いとこどり」として高評価、リマスター作品の新基準に
  • フルボイスとUI改善は概ね好評だが、獅子戦争要素の不在には賛否両論
  • 新規プレイヤーからも「古臭くない」「ストーリーに引き込まれた」と高評価

エディション比較と選び方

  • 通常版5,800円、デラックス版6,800円で価格差は1,000円のみ
  • パッケージ版は自動的にデラックス版扱いで追加料金不要なため非常にお得
  • デラックス版特典のジョブリングは便利だが必須ではなく、後で入手できる可能性も
  • コレクターズBOX(22,000円〜28,800円)は熱烈なファン向けの限定商品

機種別のおすすめポイント

  • PS5版は最高画質・最速ロードで据え置きプレイに最適
  • Switch版は携帯性が魅力で隙間時間にコツコツ進められる(最もおすすめ)
  • Steam版は高性能PC環境と将来的なMOD対応の可能性が魅力
  • 迷ったらSwitch版が無難、FFTのプレイスタイルと携帯性の相性が抜群

早期購入特典と限定版

  • 発売前予約で回復アイテムセットが貰えたが、現在は入手困難
  • Amazon限定ステッカーとe-STORE限定ポストカードは数量限定で売り切れの可能性
  • コレクターズBOXはe-STORE限定で再販予定なし、欲しい方は早めの購入が必須
  • フィギュアやアクリルマグネットなど、後々プレミア価格になる可能性あり

初心者向け攻略ポイント

  • ラムザの誕生日(星座)選びは取り返しがつかず、牡羊座・獅子座がおすすめ
  • 見習い戦士の「取得JP UP」を最優先で習得すればJP獲得効率が1.5倍に
  • 難易度選択で迷ったらスタンダードが無難、カジュアルは初心者向け
  • 序盤のJP稼ぎは「敵を探す」機能を活用して日数経過なしで効率的に

中古相場と賢い買い方

  • 発売後1〜3ヶ月の11月〜12月が最も値下がりするタイミング
  • 現在の中古相場は5,000〜5,500円で、定価より1,500円程度安い
  • メルカリの通知設定で美品が出品された瞬間に気づけば掘り出し物を入手可能
  • DLCコードは使用済みの可能性があるため、デラックス版中古購入時は要確認

まとめ:FFTリマスターは名作が現代に蘇った決定版

FFTリマスター『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』は、28年前の名作を現代に蘇らせた意欲作です。

エンハンスドモードの魅力

  • フルボイス化で感情が伝わる名シーン
  • 一新されたUIで初心者も遊びやすい
  • 3段階難易度で自分に合った挑戦が可能
  • オートセーブなど快適機能が充実

クラシックモードの価値

  • 原作の雰囲気をそのまま体験
  • 懐かしさを大切にしたい人に最適
  • 2つのモードで二度楽しめる

購入時のポイント

  • パッケージ版なら自動的にデラックス版
  • Switch版は携帯性が魅力
  • PS5版は最高画質で楽しめる
  • 中古は11月以降が買い時

獅子戦争の要素が削除されている点には賛否がありますが、それを補って余りあるフルボイスとUI改善の魅力があります。原作を知る人にも、初めて触れる人にも自信を持っておすすめできる一本です。

重厚な物語、戦略性の高いバトル、自由度の高い育成システム。FFTの魅力は28年経っても色褪せません。この機会に、イヴァリースの歴史に名を刻んでみてはいかがでしょうか。

あなたの冒険が、素晴らしいものになることを願っています。

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