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ドラクエ1のあらすじを完全解説!ストーリーの流れと登場人物まとめ

「ドラクエ1のストーリーってどんな内容だったっけ?」「竜王って結局何者だったの?」「ローラ姫のエンディング分岐って何パターンあるの?」

昔プレイしたけど細かい内容を忘れてしまった方、これからドラクエ1をプレイする予定の方、ドラクエシリーズの原点を知りたい方へ。この記事では、1986年発売の記念すべき第1作目「ドラゴンクエスト1」のあらすじを、3行の超簡潔版から詳細版まで、分かりやすく完全解説します。

この記事を読むことで、以下のことが分かります:

✅ ドラクエ1のあらすじが3行でサクッと理解できる
✅ 序盤・中盤・終盤・結末の物語の流れが時系列で分かる
✅ 「世界の半分をやろう」の真意と選択肢の結果が分かる
✅ ローラ姫のエンディング3パターンの分岐条件が分かる
✅ 主人公、ローラ姫、竜王など登場人物の詳しい背景が分かる
✅ ドラクエ3との時系列の繋がりと「ロト」の正体が分かる
✅ 「ゆうべはおたのしみでしたね」など隠し要素が分かる

忙しい方は冒頭の3行要約だけでも大丈夫。 じっくり読みたい方は、ドラクエ3やドラクエ2との繋がり、竜王の悲しい過去、ローラ姫の無限ループなど、知られざる設定まで深く理解できる内容になっています。

それでは、伝説のRPGの原点「ドラクエ1のあらすじ」の世界へ、一緒に旅立ちましょう!


目次

ドラクエ1のあらすじ【簡潔版と詳細版で完全解説】

ドラクエ1のあらすじは、勇者ロトの子孫が竜王を倒し、さらわれたローラ姫を救出して世界に平和を取り戻す王道RPGストーリーです。序盤の冒険の始まりから、中盤のローラ姫救出、終盤の竜王の城への挑戦、そして「世界の半分をやろう」という選択を迫られる結末まで、シンプルながら奥深い物語が展開されます。さらにドラクエ3との時系列の繋がりを知ることで、より壮大な世界観を楽しむことができるのです。

3行でわかる!ドラクエ1のあらすじ

ドラクエ1のあらすじを一言で言うと、「勇者ロトの子孫が竜王を倒して世界に平和を取り戻す物語」です。

かつて勇者ロトが平和をもたらしたアレフガルドの地に、突如として竜王という邪悪な存在が現れました。竜王は光の玉を奪い、世界を闇に包み込んでしまいます。そこで、ラダトーム王の命を受けた勇者ロトの血を引く主人公が、竜王討伐の旅に出るというのが基本的な流れです。

この物語は1986年に発売された日本初の本格的なRPGとして、多くの人々の記憶に残る名作となっています。シンプルながらも王道のストーリー展開が、今なお多くのファンに愛される理由なのです。

ドラクエ1のあらすじ【序盤】冒険の始まり

物語は、ラダトーム城の玉座の間から始まります。

主人公は、ラダトーム王ラルス16世から重大な使命を与えられるのです。かつてアレフガルドの地は、伝説の勇者ロトが光の玉を使って魔物を封印し、長い平和が続いていました。光の玉はラダトーム城で代々守られ、ラルス1世から16世まで受け継がれてきた宝物だったのです。

しかし、ある日突然、どこからともなく竜王という恐ろしい存在が現れました。竜王は圧倒的な力でラダトーム城から光の玉を奪い去り、封印されていた魔物たちを解放してしまいます。世界は再び闇に包まれ、人々は恐怖に怯える日々を送ることになりました。

さらに竜王は、ラダトーム王の愛娘であるローラ姫まで連れ去ってしまったのです。

主人公が勇者ロトの血を引く者であることを知ったラルス16世は、竜王討伐と姫の救出を依頼しました。こうして、たった一人での長い旅が幕を開けることになります。ドラクエ1のあらすじにおいて、この序盤部分は物語全体の目的を明確にする重要な導入なのです。

城を出た主人公は、まずラダトームの町で装備を整え、情報を集めながら冒険の準備を進めていきます。

ドラクエ1のあらすじ【中盤】ローラ姫の救出

冒険を進めていくと、主人公は重要な情報を耳にします。それは、ローラ姫がマイラの南にある沼地の洞窟に幽閉されているという噂でした。

ローラ姫は物語開始の約半年前、竜王の手先によってラダトーム城から連れ去られていました。姫を救出することは、竜王討伐と並ぶもう一つの大きな目標となります。ドラクエ1のあらすじの中でも、このローラ姫救出は感動的なエピソードとして知られているのです。

沼地の洞窟に到達すると、強力なドラゴンが主人公の前に立ちはだかります。

このドラゴン戦は、レベル12前後が推奨される中盤の重要な戦闘です。激しい戦いの末にドラゴンを倒すと、ついにローラ姫と対面することができます。姫は勇者である主人公に感謝の気持ちを込めて「おうじょのあい」というアイテムを授けてくれました。

この「おうじょのあい」は、実は非常に重要な役割を持っています。フィールド上で使用すると、現在地の座標が表示される仕組みになっているのです。メルキドの町で長老から聞ける「ロトのしるし」の隠し場所の座標と照らし合わせることで、重要アイテムを見つけ出すことができます。

主人公はローラ姫を抱きかかえて、ラダトーム城まで送り届けることになります。この時、宿屋に泊まると「ゆうべはおたのしみでしたね」という有名なセリフを聞くことができるのです。

ドラクエ1のあらすじ【終盤】竜王の城へ

ローラ姫を救出した後、いよいよ最終決戦に向けた準備が始まります。

竜王の城がある島へ渡るには、「にじのしずく」という特別なアイテムが必要です。このアイテムを作るためには、3つの重要な宝物を集めなければなりません。それが「たいようのいし」「あまぐものつえ」「ロトのしるし」です。

たいようのいしはリムルダールの南の洞窟、あまぐものつえはメルキドから西に進んだ場所、ロトのしるしはおうじょのあいで示される座標の地点で手に入れることができます。3つすべてを集めると、聖なるほこらでにじのしずくを作ってもらえるのです。

にじのしずくを使うと、虹の橋が架かり、ついに竜王の城へと進むことができます。

竜王の城に向かう前に、もう一つ重要な準備があります。それはロトシリーズの装備を集めることです。「ロトのつるぎ」「ロトのよろい」「ロトのたて」は、ドラクエ1のあらすじを語る上で欠かせない伝説の装備として知られています。

ロトのつるぎは竜王の城の地下にあり、ロトのよろいはドムドーラの町で強敵「あくまのきし」を倒すことで入手できました。ロトのたてはリムルダールの町で入手可能です。これらの装備を整えることで、最終決戦への準備が整うのです。

ドラクエ1のあらすじ【結末】竜王戦とエンディング

竜王の城の最深部で、ついに宿敵との対決の時が訪れます。

玉座に座る竜王は、主人公に意外な提案をしてきました。それが有名な「もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを やろう」というセリフです。ここで「はい」を選ぶと、主人公は武器を差し出して竜王の配下となり、闇の世界を与えられることになります。しかしこれはバッドエンドであり、リムルダールの宿屋で目覚めることになるのです。

「いいえ」を選び続けると、竜王は本来の姿を現します。

竜王には2つの形態があり、まず人間の姿をした第1形態と戦うことになります。この形態では強力な魔法「ベギラマ」や眠らせる呪文「ラリホー」を使ってきました。第1形態を倒すと、今度は巨大なドラゴンの姿である第2形態に変身します。

第2形態は攻撃力が大幅に上がり、4ターンに1回「はげしいほのお」という50以上のダメージを与える技を使ってくるのです。レベル20以上が推奨される、シリーズ初のラスボス戦として多くのプレイヤーの記憶に残っています。

竜王を倒すと、奪われていた光の玉を取り戻すことができます。世界から魔物が消え去り、毒沼だった場所が花畑に変わるなど、平和が戻ってきたのです。

ラダトーム城に戻ると、王から感謝の言葉とともに王位を譲るという申し出を受けます。しかし主人公は、自分が治める国は自分で見つけると答え、アレフガルドを離れる決意を固めました。

エンディングには実は3つのパターンが存在します。

最も一般的なのは、ローラ姫を救出して城に送り届けた場合です。この場合、姫が「あなたの旅にローラもお供したい」と申し出てきます。何度「いいえ」を選んでも無限ループで聞かれ続けるため、最終的には「はい」を選ぶしかありません。こうして主人公はローラ姫を抱きかかえて海を渡り、新天地へと旅立っていくのです。

2つ目は、ローラ姫を抱えたまま竜王を倒した場合です。この場合も基本的には同じエンディングになりますが、王のセリフが若干変わります。3つ目は姫を助けずにクリアした場合で、この時は主人公一人で旅立つエンディングとなるのです。

この主人公とローラ姫の間に生まれた3人の子供が、後のドラクエ2におけるローレシア、サマルトリア、ムーンブルクの三国の始祖となります。

【知られざる設定】ドラクエ3との時系列の関係

実は、ドラクエ1のあらすじを完全に理解するには、ドラクエ3の知識が不可欠です。

ロト三部作と呼ばれるドラクエ1・2・3は、実際の時系列では「3→1→2」の順番で物語が進んでいます。つまり、ドラクエ1で「伝説の勇者ロト」として語られる人物は、実はドラクエ3の主人公だったのです。

ドラクエ3のエンディングで、主人公は大魔王ゾーマを倒してアレフガルドに平和をもたらしました。その後、神から授かった光の玉を使って魔物たちを封印したのです。この功績により、主人公は「ロト」という称号を与えられることになります。

さらに驚くべき設定があります。それは竜王の出生に関する秘密です。

ドラクエ3には「竜の女王」というキャラクターが登場し、彼女は勇者に光の玉を託した後、一つの卵を産み落として息絶えます。小説版や漫画「ロトの紋章」によると、この卵から生まれたのが竜王だったと明かされているのです。

本来、竜王の一族は聖なる血を引く竜神の末裔として、地上の人々を守る使命を持っていました。しかし母親を失った竜王は、魔界の大魔神シドーの配下に育てられ、悪の道へと進んでしまったという悲しい過去があります。こうした背景を知ると、ドラクエ1のあらすじがより深く理解できるのです。

アレフガルドの歴史を振り返ると、以下のような流れになります。

  1. ドラクエ3:勇者ロトが大魔王ゾーマを倒し、光の玉で魔物を封印(アレフガルド暦1348年より数百年前)
  2. 長い平和の時代が続く(ラルス1世から16世まで)
  3. ドラクエ1:竜王が現れ、光の玉を奪う。ロトの子孫が竜王を討伐
  4. ドラクエ2:竜王討伐から約100年後、新たな脅威「大神官ハーゴン」が現れる

また、2017年に発売されたドラクエ11も、ロトシリーズとの関連が示唆されています。時系列的には「11→3→1→2」という説や、「3→1→2→11」という説など、ファンの間で様々な考察が行われているのです。これらの繋がりを知ることで、ドラクエ1のあらすじがより壮大な物語の一部であることが分かります。

ドラクエ1のあらすじに登場する主要人物とキャラクター

ドラクエ1のあらすじには、主人公(勇者)、ローラ姫、竜王、ラルス16世、伝説の勇者ロトという5人の重要キャラクターが登場します。特にローラ姫は救出状況によってエンディングが3パターンに分岐する鍵となり、竜王は「世界の半分をやろう」という名セリフで知られる強敵です。各キャラクターの背景や役割を理解することで、物語の深みが増し、ドラクエ1のあらすじをより楽しく味わえるでしょう。

主人公(勇者)- ロトの血を引く若者

ドラクエ1の主人公は、伝説の勇者ロトの血を引く若者です。

物語開始時点では無名の若者でしたが、ラダトーム王から竜王討伐の使命を与えられることで、運命の歯車が動き出します。この主人公の最大の特徴は、たった一人で冒険を続けるという点です。後のドラクエシリーズでは仲間と共に旅をするのが基本となりましたが、ドラクエ1のあらすじでは孤独な戦いが描かれています。

主人公の生い立ちについては、本編ではほとんど語られていません。アレフガルドで生まれたのか、それともロトが元々いた上の世界(ドラクエ3の世界)から来たのか、謎に包まれているのです。一部の人々からは「本当にロトの血を引いているのか」と疑われることもありました。

戦闘では剣や盾を装備した戦士タイプですが、呪文も使えるバランス型です。

「ホイミ」や「ベホイミ」で自分を回復し、「ギラ」で敵を攻撃するなど、一人でも戦い抜けるように成長していきます。ファミコン版では画面の都合上、カニ歩きのグラフィックとなっていましたが、装備を変えると剣や盾を持ったグラフィックに変化するという工夫が凝らされていました。

エンディングでは、竜王を倒した後にラダトーム王から王位継承を打診されます。しかし主人公は「自分が治める国は自分で見つける」という言葉を残し、ローラ姫と共に海を渡って新天地へと旅立ちました。この決断が、後のドラクエ2に繋がる三国の建国へと繋がっていくのです。

ローラ姫 – さらわれた王女とエンディングの鍵

ローラ姫は、ドラクエ1のあらすじにおいて重要な役割を果たすヒロインです。

ラダトーム王ラルス16世の一人娘として城で暮らしていた彼女は、主人公が旅立つ約半年前に竜王の手先によって連れ去られてしまいました。沼地の洞窟に幽閉され、ドラゴンに守られていたのです。

救出された際、ローラ姫は主人公に「おうじょのあい」を授けます。このアイテムは座標を表示する機能を持ち、冒険を進める上で大きな助けとなりました。また、姫を抱きかかえた状態で宿屋に泊まると、「ゆうべはおたのしみでしたね」という有名なセリフを聞くことができます。

実は、ローラ姫に関するエピソードには複数のパターンが存在します。

通常のプレイでは姫を救出して城に送り届けますが、実は姫を助けなくてもゲームクリアは可能なのです。この場合、エンディングは主人公一人で旅立つバージョンになります。また、姫を抱えたまま竜王の城まで行くという選択肢もあり、その場合は竜王のセリフが少し変わるのです。

最も印象的なのは、エンディングでの無限ループです。主人公がアレフガルドを旅立つ際、ローラ姫は「あなたの旅にローラもお供したい」と申し出てきます。ここで「いいえ」を選ぶと「そんなひどい……」と悲しむのですが、何度断っても同じ質問を繰り返してくるのです。結局、主人公は姫の熱意に負けて「はい」と答えざるを得ません。

ローラ姫と主人公の間には3人の子供が生まれ、彼らがドラクエ2の舞台となる三国の始祖となります。「ローレシア」という国名自体が、ローラ姫の名前から取られているという設定もあるのです。

竜王(りゅうおう)- 闇の覇者の正体

竜王は、ドラクエ1のあらすじを語る上で欠かせない最大の敵です。

物語序盤では、紫のローブを纏い杖を持った魔法使いのような姿で登場します。これが第1形態であり、人間に近い姿をしていますが、実は仮の姿に過ぎません。この状態でも「ベギラマ」という強力な攻撃呪文や、「ラリホー」で主人公を眠らせる技を使ってきました。

第1形態を倒すと、竜王は本来の姿である巨大なドラゴンに変身します。第2形態では体が紫色の鱗に覆われ、圧倒的な攻撃力を誇る姿となるのです。ファミコン版では水色だった体色が、リメイク版では紫に変更されています。

竜王の最も有名なシーンが「世界の半分をやろう」という提案です。

主人公が竜王の前に辿り着くと、彼は「わしの味方になれば、世界の半分をおやりしよう」と持ちかけてきます。ここで「はい」を選ぶと、主人公は武器を差し出し、竜王から闇の世界を与えられることになりました。しかしこれは悪夢であり、リムルダールの宿屋で目覚めることになります。

実はこのセリフ、後の様々な作品で引用されるほど印象的なものとなりました。RPGにおける「敵が主人公を仲間に誘う」というシーンの元祖とも言えるのです。

竜王の出生にも悲しい秘密があります。

前述の通り、小説版や漫画では竜の女王が遺した卵から生まれたとされています。本来は善なる竜神の末裔として地上を守る使命を持っていたはずが、母を失った後に魔界の大魔神に引き取られ、悪の道に進んでしまったのです。

竜王戦の推奨レベルは20前後とされており、ロトシリーズの装備を整えることが重要になります。第2形態は4ターンに1回「はげしいほのお」を使ってくるため、HPを100以上に保ちながら戦う必要がありました。ドラクエ1のあらすじを締めくくる、記念すべきシリーズ初のラスボスなのです。

ラルス16世 – ラダトームの王

ラルス16世は、アレフガルドを統治するラダトーム王国の王です。

彼はラルス1世から続く王家の16代目であり、代々受け継がれてきた光の玉を守る責任を負っていました。しかし竜王の突然の襲撃により、光の玉を奪われてしまいます。さらに愛娘のローラ姫までも連れ去られ、王国は危機的な状況に陥りました。

そんな中、ロトの血を引く若者である主人公の存在を知ったラルス16世は、彼に竜王討伐とローラ姫救出の使命を託します。物語の冒頭で「勇者ロトの血を引く者よ」と呼びかけ、世界を救う旅へと送り出すのです。

エンディングでは、王として印象的な行動を取ります。

竜王を倒した主人公がラダトーム城に戻ると、ラルス16世は深い感謝の意を示しました。そして驚くべきことに、王位を主人公に譲ると申し出たのです。しかし主人公はこれを断り、「自分が治める国は自分で見つける」と告げてアレフガルドを離れることを選びます。

ローラ姫を救出していた場合、王は娘が無事に戻ったことを何よりも喜びました。第一声が「おお ローラ!よくぞ無事で戻った」となっており、娘への深い愛情が伝わってきます。一方で、姫を助けずにクリアした場合は、王も兵士も姫のことに触れないという不思議な展開になるのです。

ラルス16世の存在は、ドラクエ1のあらすじにおいて物語の始まりと終わりを飾る重要な役割を果たしています。

伝説の勇者ロト – すべての始まり

伝説の勇者ロトは、ドラクエ1のあらすじの根幹を成す存在です。

物語中では「伝説の勇者」として語られるのみで、直接登場することはありません。しかし、彼の残した功績と装備、そして血統がすべての物語の起点となっているのです。その正体は、実はドラクエ3の主人公だったことが後に明かされました。

ロトはアレフガルドに現れる前、上の世界(ドラクエ3の舞台)で冒険をしていた若者でした。彼は世界を脅かす大魔王ゾーマを倒し、アレフガルドにたどり着きます。そこで神から授かった光の玉を使い、跋扈していた魔物たちを封印することに成功したのです。

この功績により、彼は「ロト」という称号を授けられます。

光の玉はラダトーム王国の初代王ラルス1世に託され、代々受け継がれていくことになりました。ロトが平和をもたらしてから数百年が経過し、ラルス16世の時代に至るまで、アレフガルドには長い平和が続いていたのです。

ロトの洞窟には、彼が残した石板のメッセージがあります。そこには「竜王がいる島へ渡るには3つのものが必要」という重要な情報が記されていました。この手がかりが、主人公の冒険の指針となったのです。

ロトが使用していた装備も、重要なアイテムとして登場します。

「ロトのつるぎ」「ロトのよろい」「ロトのたて」は、いずれもドラクエ1における最強クラスの装備です。ロトのつるぎは竜王の城の地下深くに、ロトのよろいはドムドーラの町で、ロトのたてはリムルダールで入手できます。これらの装備は、ロトの血を引く主人公だからこそ使いこなせる伝説の品なのです。

ロトの血統は主人公に受け継がれ、さらにドラクエ2では主人公とローラ姫の子孫たちが活躍することになります。こうして、ロトの伝説は世代を超えて語り継がれていくのです。ドラクエ1のあらすじを理解する上で、ロトという存在がいかに重要かが分かります。


【まとめ】ドラクエ1のあらすじは、シンプルながら奥深い物語

ドラクエ1のあらすじは、「竜王を倒して世界に平和を取り戻す」という分かりやすい目標を軸に展開されます。しかしその背景には、ドラクエ3から続く壮大な歴史や、ドラクエ2へと繋がる未来が隠されているのです。

ローラ姫の救出、「世界の半分をやろう」という選択、エンディングの分岐など、プレイヤーの選択によって物語の細部が変化する点も魅力的でした。1986年に発売された日本初の本格RPGとして、今なお多くの人々に愛され続けている理由がここにあります。

リメイク版も複数発売されており、2025年には最新のHD-2Dリメイク版も登場予定です。ドラクエ1のあらすじを知ることで、ロトシリーズ全体の理解が深まり、より楽しめることでしょう。


ドラクエ1のあらすじ総括【重要ポイントまとめ】

ドラクエ1のあらすじの全体像

  • 基本ストーリー:勇者ロトの子孫である主人公が、竜王を倒してローラ姫を救出し、世界に平和を取り戻す王道RPG
  • 物語の流れ:序盤(冒険の始まり)→中盤(ローラ姫救出)→終盤(竜王の城へ)→結末(竜王戦とエンディング)の4段階構成
  • 重要アイテム:3つの宝物(たいようのいし、あまぐものつえ、ロトのしるし)を集めて「にじのしずく」を作成し、竜王の島へ渡る
  • 名シーン:竜王の「世界の半分をやろう」という選択肢と、ローラ姫の無限ループ「いいえ」が有名
  • エンディング分岐:ローラ姫の救出状況によって3パターンのエンディングが存在
  • 時系列の秘密:ロト三部作の実際の時系列は「ドラクエ3→1→2」であり、伝説の勇者ロトはドラクエ3の主人公だった

ドラクエ1のあらすじに登場する主要キャラクター

  • 主人公(勇者):ロトの血を引く若者で、一人旅で竜王討伐の使命を果たし、最後はローラ姫と共に新天地へ旅立つ
  • ローラ姫:ラルス16世の娘で、沼地の洞窟からの救出がストーリーの中盤の目標。「おうじょのあい」で座標を表示できる
  • 竜王(りゅうおう):第1形態(魔法使い風)と第2形態(巨大ドラゴン)を持つラスボスで、本来は竜の女王の子という悲しい過去がある
  • ラルス16世:ラダトーム王国の王で、光の玉を奪われた後に主人公に竜王討伐を依頼。エンディングで王位を譲ろうとする
  • 伝説の勇者ロト:ドラクエ3の主人公の正体。光の玉で魔物を封印し、アレフガルドに数百年の平和をもたらした英雄

ドラクエ1のあらすじを楽しむためのポイント

  • ドラクエ3をプレイすることで、ロトの正体や竜王の出生など、背景設定がより深く理解できる
  • ローラ姫を抱えたまま宿屋に泊まると「ゆうべはおたのしみでしたね」が聞ける
  • 竜王に「はい」と答えるとバッドエンドになるが、リムルダールの宿屋で目覚める仕掛けがある
  • エンディングは3パターンあるため、セーブデータを分けて全パターン確認するのがおすすめ
  • 主人公とローラ姫の子孫が、ドラクエ2の三国(ローレシア、サマルトリア、ムーンブルク)の始祖となる
  • 1986年発売の日本初本格RPGとして、シンプルながら完成度の高いストーリーが今なお愛されている
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