アカハライモリって、つぶらな瞳とちょこちょこ動く仕草がかわいくて、つい見入ってしまいますよね。丈夫で飼いやすいので、初めての両生類飼育にもぴったりな存在です。
ただ、そんなアカハライモリを飼い始めるときに悩むのが「どんな飼育ケースがいいのか?」ということ。
私自身いろいろなケースを試してきた結果、「グラステラリウム」にたどり着きました。今回は、このグラステラリウムがアカハライモリ飼育に最適な理由を、特に“脱走対策”の面からご紹介したいと思います。
グラステラリウムって何?

グラステラリウムは、エキゾテラなどのメーカーが販売している、爬虫類・両生類専用のガラスケージです。水槽とは違い、以下のような特徴を持っています:
- 前面に観音開きのガラス扉があり、お世話がしやすい
- 上部は通気性のあるメッシュ構造で、ライトの設置も簡単
- 本体が防水構造で、湿度の必要な生体にも対応可能
- レイアウトの自由度が高く、自然な見た目も楽しめる
インテリア性も高く、部屋に置いても“映える”のが魅力です。
実は脱走上手?アカハライモリの意外な一面
「両生類だし、そんなに動かないでしょ」と思っていたら大間違い。アカハライモリは、意外にも壁をよじ登る力があり、ケースのフタが少しでも開いているとスルリと脱走してしまうことがあります。
私もかつて、プラケースで飼っていたときに脱走されてしまい、部屋中をひたすら探したことがありました。見つかってホッとしたものの、それ以来、“脱走しない飼育環境”の重要さを痛感しました。
グラステラリウムが“脱走対策”に最強な理由

グラステラリウムを使い始めてからは、脱走の心配が一切なくなりました。 その理由は、以下の構造にあります:
- 前面扉にしっかりしたロック付き
観音開きのガラス扉には、中央にロックが付いており、不意に開いてしまうことがありません。 - 上部メッシュ蓋がしっかり固定されている
水槽やプラケースと違い、重しを置かなくてもフタがずれません。イモリが押して開ける、なんてことも起きません。 - 全体にスキマが少ない設計
フタと本体、扉の接合部など、どこにも「イモリの通れるスキマ」がありません。
水槽と比べたときのメリット・デメリット
🔷 グラステラリウムのメリット
- 脱走リスクが極めて低い
- 掃除や給餌がしやすい(前開きでラク)
- 通気性・湿度調整がしやすい
- 自然風のレイアウトを楽しめる
🔶 デメリットもある:泳ぐ姿が見えにくい
ただし、水位をあまり高くできないため、アカハライモリが泳いでいる姿をじっくり眺めたい方には少し物足りないかもしれません。
水槽のように深さのあるレイアウトを作るのは難しく、水中メインの飼育スタイルにはやや不向きです。
グラステラリウムはこんな人におすすめ!
- アカハライモリの脱走が心配な方
- 初めて両生類を飼う初心者の方
- 陸地+水場のバランス型レイアウトを楽しみたい人
- 見た目のおしゃれさや、飼育しやすさを重視したい方
おわりに:脱走させたくないなら、グラステラリウム一択!
アカハライモリは、飼えば飼うほど魅力のある生き物です。だからこそ、安全で安心な環境を整えてあげることが一番大切だと感じています。
グラステラリウムは、「逃げられない安心感」が何よりの強み。
「どんなケージにしようか迷っている」という方は、ぜひ一度グラステラリウムを検討してみてくださいね。
おまけ:インターネット上で見つけたレイアウト例

