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ドラクエ2のあらすじを完全解説!ロト三部作の感動の完結編

「ドラクエ2のストーリーってどんな内容だっけ?」
「ハーゴンとシドーって何者なの?」
「エンディングの後、3人の勇者はどうなったの?」

こんな疑問を持っていませんか?

ドラゴンクエストII 悪霊の神々は、1987年に発売されて以来、多くのプレイヤーの心に残る名作RPG。しかし、発売から37年以上が経過し、「内容をはっきり覚えていない」「結末がどうだったか忘れてしまった」という方も多いのではないでしょうか。

また、2025年10月30日に発売されるHD-2Dリメイク版の購入を検討していて、事前にストーリーを知っておきたいという方もいらっしゃるでしょう。

この記事は、そんなあなたのために書きました。

この記事を読むと得られる3つのメリット

1. ドラクエ2のあらすじが序盤から結末まで完全に理解できる

  • ムーンブルク襲撃から物語が始まる序盤
  • 3人の勇者が集結し、世界を巡る中盤
  • ハーゴンとシドーとの最終決戦まで

2. 他では知れない衝撃の後日談が分かる

  • エンディング後に3人の勇者に何が起きたのか
  • ローレシア、サマルトリア、ムーンブルクの悲しい運命
  • ロトの血筋が途絶えた謎の真相

3. 2025年リメイク版の予習が完璧にできる

  • 新キャラクター「サマルトリアの王女」の情報
  • 追加シナリオと新ダンジョンの詳細
  • HD-2Dで生まれ変わる美麗な世界

【こんな方におすすめの記事です】

  • ✅ 昔プレイしたけど、ストーリーの細かい部分を忘れてしまった
  • ✅ ドラクエ2を初めてプレイする前に、あらすじを知っておきたい
  • ✅ ハーゴンやシドーなど、ボスキャラの正体をしっかり理解したい
  • ✅ エンディング後の後日談が気になる
  • ✅ HD-2Dリメイク版の購入を検討していて予習したい
  • ✅ ロト三部作の繋がりを改めて確認したい

ドラクエ2のあらすじには、「仲間との絆」「過酷な試練」「感動の結末」そして「切ない後日談」――すべてが詰まっています。

前作から100年後の世界で、ロトの血を引く3人の勇者が力を合わせて破壊の神に立ち向かう壮大な物語。この記事を読めば、ドラクエ2の魅力が余すことなく理解できるでしょう。

※この記事はネタバレを含みます。自分の目でストーリーを確かめたい方は、先にゲームをプレイすることをおすすめします。

それでは、ドラクエ2のあらすじを序盤から完全解説していきます。


目次

ドラクエ2のあらすじ【序盤~中盤】100年後の世界を救う旅の始まり

【このセクションの結論】
ドラクエ2のあらすじは、前作から100年後の世界でハーゴンによるムーンブルク襲撃から始まります。ローレシア、サマルトリア、ムーンブルクの3人の勇者が集結し、5つの紋章を集めながら世界を巡る壮大な冒険へ。最難関のロンダルキアを越え、ついにハーゴンの神殿へ到達するまでが序盤~中盤の流れです。

【ドラクエ1から100年後】ドラクエ2のあらすじが始まる世界観

ドラクエ2のあらすじを理解するには、まず前作との繋がりを知ることが大切です。この物語は「ロト三部作」と呼ばれるシリーズの一部で、時系列はドラクエ3→ドラクエ1→ドラクエ2の順番になっています。

前作ドラクエ1では、勇者ロトの血を引く若者が竜王を倒し、アレフガルドの地に平和をもたらしました。その後、勇者はローラ姫とともに新天地を目指して旅立ち、遠く離れた大陸に美しい国を築いたのです。

その国はやがて3つに分かれ、ローレシアサマルトリアムーンブルクという3国が誕生しました。いずれもロトの血を引く勇者の子孫たちが治める「姉妹国」として、100年もの間、平和に発展してきたんですね。

しかし、この平和な時代は突然の悲劇によって終わりを告げることになります。世界を脅かす新たな闇の存在が現れたのです。


【悲劇の始まり】ムーンブルク襲撃からドラクエ2のあらすじは動き出す

ドラクエ2のあらすじは、ある日の穏やかな午後から一変します。ローレシアよりはるか南西にあるムーンブルク城では、王様と若き姫リンダが城の中庭で平和な語らいの時を過ごしていました。

突然、上空に雷が轟き、激しい地震が城を襲います。何が起きたのか分からず慌てふためく王様のもとへ、兵士が血相を変えて駆け寄ってきました。

「王様、大変でございます!大神官ハーゴンの軍団が我がムーンブルクの城に!」

ハーゴン――世界を破滅させようとする邪教の大神官です。彼の率いる恐ろしい魔物の軍勢は、瞬く間にムーンブルク城を襲撃し、壊滅的な被害をもたらしました。王女は犬の姿に変えられ、城は廃墟と化してしまいます。

この襲撃から辛くも逃れた一人の兵士が、傷だらけの体で必死にローレシア城へとたどり着きました。「ムーンブルクが…滅ぼされました…」そう告げると、兵士は力尽きて倒れてしまいます。

この知らせを聞いたローレシアの若き王子は、ロトの血を引く者としての使命を感じました。世界を救うため、そして失われたムーンブルクの平和を取り戻すため、王子は一人で旅立つ決意をします。父である王様から「世界を救うのはお前しかいない」と励まされ、銅の剣と50ゴールドを手に、王子の長い冒険が始まったのです。


【3人の勇者】ドラクエ2のあらすじを彩る仲間たちとの出会い

ドラクエ2のあらすじで最も重要なのが、3人の勇者の絆です。前作では主人公が一人で冒険していましたが、今作では仲間と力を合わせて戦う「パーティ制」が初めて導入されました。

ローレシアの王子(主人公)は、すべての装備品を身につけられる戦士タイプ。呪文は使えませんが、その分、強力な武器と防具で敵を薙ぎ払う頼もしい存在です。別の作品では「ロラン」という名前で登場することが多く、2025年発売のリメイク版でもこの名前が使われています。

最初に合流するのがサマルトリアの王子。彼を仲間にするまでの道のりがまた一苦労なんですよね。サマルトリア城で王様から「息子は勇者の泉に向かった」と聞き、その勇者の泉でようやく情報を得て、最終的にリリザの町で合流できます。サマルトリアの王子は攻撃呪文も回復呪文も覚えるバランス型で、特に回復役として重要な仲間になるでしょう。

そして3人目がムーンブルクの王女。ハーゴンの呪いによって犬の姿に変えられた彼女を、「ラーの鏡」を使って元の姿に戻す必要があります。ムーンペタの町で犬に鏡を使うと、美しい王女の姿が現れるシーンは印象的です。王女は強力な攻撃呪文「イオナズン」を習得する魔法使いタイプで、戦闘の要となる存在でしょう。

この3人が揃うことで、戦略性が格段に広がります。ローレシア王子が前衛で戦い、サマルトリア王子が回復を担当し、ムーンブルク王女が強力な攻撃呪文で敵を倒す――この役割分担がドラクエ2のあらすじを彩る戦いの基本形になるんですね。

実は、このパーティ制RPGという仕組みは、後の多くのRPG作品に影響を与えました。仲間と協力して冒険する楽しさを、ドラクエ2が世界中に広めたと言っても過言ではありません。


【船と紋章】ドラクエ2のあらすじ中盤は世界を巡る大冒険

3人が揃った後、ドラクエ2のあらすじは大きく展開します。冒険の範囲が一気に広がるんです。

まず重要なのが船の入手。徒歩では行けなかった海の向こうの大陸や島々へ、自由に航海できるようになります。前作では限られた範囲での冒険でしたが、今作では広大な海を舞台にした世界一周の旅が可能になりました。この「船で世界中を探索する」というシステムは画期的で、多くのプレイヤーを夢中にさせたんですよね。

船を手に入れたら、次の目標は5つの紋章を集めること。これがドラクエ2のあらすじ中盤の大きな目標になります。

  • 太陽の紋章
  • 月の紋章
  • 星の紋章
  • 水の紋章
  • 命の紋章

これらの紋章は世界各地に散らばっていて、時には危険なダンジョンの奥深くにあったり、強大なモンスターが守っていたりします。各地を巡りながら紋章を集める過程で、3人の絆はより深まっていくでしょう。

5つの紋章を集めると、精霊の祠で大地の精霊ルビスに会うことができます。ルビスはドラクエ1にも登場した神秘的な存在で、世界を創造した偉大な精霊です。彼女から授けられる「ルビスの守り」は、物語終盤で絶対に必要になる重要アイテム。これがないとハーゴンの神殿で詰んでしまうので、必ず入手しましょう。

この紋章集めの旅の途中、各地の町で装備を強化したり、情報を集めたりすることも重要です。ペルポイの町では光の剣やミンクのコート、力の盾など、強力な装備が購入できます。お金をコツコツ貯めて装備を整えることが、この先の厳しい戦いを乗り越える鍵になるんですね。

また、この頃には「福引」という新要素も楽しめます。運が良ければ序盤から強力な装備が手に入ることもあり、冒険が一気に楽になる可能性もあるでしょう。


【史上最難関】ロンダルキアへの道がドラクエ2のあらすじのクライマックス

そして、ドラクエ2のあらすじで最も過酷な試練が訪れます。ロンダルキアへの道――ドラクエ史上最高難易度と呼ばれる伝説のダンジョンです。

万年雪に覆われた白銀の大地ロンダルキア。この地にハーゴンの神殿があり、そこへ向かうには「ロンダルキアへの洞窟」を抜けなければなりません。

この洞窟がまさに地獄なんですよね。

  • 毒沼だらけのフロアで歩くたびにHPが減る
  • 異常に強いモンスターが次々と出現する
  • 全体攻撃を連発され、回復が追いつかない
  • MPが尽きたら最後、脱出すら困難

当時のプレイヤーは、ここで何度全滅したことか。「ロンダルキアのトラウマ」という言葉が生まれるほど、多くの人々の記憶に刻まれた難関です。私の知り合いも、ここで1週間以上立ち往生していたと言っていました。

洞窟を抜けた先にあるロンダルキアのほこらで休息を取り、ついにハーゴンの神殿が見えてきます。雪と氷に閉ざされた神殿への道のりも決して甘くはありません。強力なモンスターたちが最後の抵抗を見せてくるでしょう。

それでも、3人の勇者は諦めません。世界を救うという使命を胸に、ついに邪悪な神殿の扉を開けるのです。

この時点で、主人公のレベルは35以上、できれば40近くまで上げておくことをおすすめします。装備も最強クラスのものを揃え、回復アイテムもたっぷり持って挑みましょう。


ドラクエ2のあらすじ【終盤~結末】ハーゴンとシドーを倒すまでのネタバレ完全解説

【このセクションの結論】
ドラクエ2のあらすじ終盤では、ハーゴンの神殿で3人の幹部を倒し、大神官ハーゴンと対決します。しかし真のラスボスは破壊神シドー。圧倒的な強さを誇る彼を倒した後、世界に平和が訪れエンディングへ。さらに衝撃の後日談では、3勇者が行方不明となり国々が衰退するという切ない未来が明かされます。2025年10月発売のHD-2Dリメイクでは新要素も追加され、新たな感動が待っています。

【最終決戦】ドラクエ2のあらすじ最終章はハーゴンの神殿から

いよいよドラクエ2のあらすじも最終章を迎えます。ハーゴンの神殿に足を踏み入れた3人の勇者を待ち受けていたのは、さらなる試練でした。

神殿に入ってすぐ、ルビスの守りを使う必要があります。使わないとハーゴンの幻に囚われてしまい、永遠に神殿から出られなくなってしまうんです。ここで「あれ、ルビスの守りって何だっけ?」となった人も多いはず。精霊の祠で必ず入手しておきましょう。

神殿の1階には、十字架が描かれた床があります。その上で「じゃしんのぞう」を使うと、2階への道が開かれます。このアイテムも冒険の途中で入手しているはずですが、捨ててしまった人は取りに戻る羽目に…。ルーラで戻れないので、歩いて戻るしかありません。

神殿の中では、ハーゴンの配下である3人の幹部が待ち構えています。

アトラスは通常攻撃しか使わない物理タイプ。スクルトやマヌーサで防御を固めれば、比較的安全に倒せるでしょう。

バズズは「ザラキ」という即死呪文を使ってきます。運が悪いと一瞬でパーティが壊滅することも。素早く倒すことが重要です。

ベリアルは全体攻撃の「イオナズン」を連発する強敵。HP管理を怠ると、あっという間に全滅させられてしまいます。

そして最上階で、ついにハーゴン本人と対峙します。

ハーゴン戦のポイントは「マホトーン」です。この呪文でハーゴンの魔法を封じることができれば、強力なイオナズンを防げます。ただし、確率で効くかどうかが決まるので、何度か試す必要があるでしょう。

無事にマホトーンが効いたら、あとは主人公の通常攻撃を中心に、サマルトリア王子とムーンブルク王女が補助と攻撃を担当する形で戦います。油断は禁物ですが、ここまで来た勇者たちなら、きっと勝利を掴めるはずです。


【真のラスボス】破壊神シドー戦でドラクエ2のあらすじは最高潮に

ハーゴンを倒した――そう思った瞬間、ドラクエ2のあらすじは予想外の展開を見せます。

「わが破壊の神シドーよ!いまここに生贄を捧ぐ!ぐふっ!」

ハーゴンは死の間際、自らの命を生贄として捧げ、真の敵を召喚したのです。

轟音とともに現れたのは、巨大な青い体を持つ破壊神シドー。彼こそがドラクエ2の真のラスボスであり、「悪霊の神々」というタイトルの最高神でした。

「我は創造に満ちた世界に生まれ出ずる破壊の神」
「我が前にすべては滅ぶ!」

その言葉通り、シドーの強さは圧倒的です。

はげしい炎という全体攻撃は、一度に100以上のダメージを与えてきます。しかも、これを2ターン連続で使われたら、回復が間に合わず全滅してしまうことも。

さらに恐ろしいのが、シドーの通常攻撃。1回攻撃で約50ダメージ、2回攻撃だと100ダメージを超えることもあります。防御力を上げていないと、一瞬で誰かが倒されてしまうでしょう。

そして最も厄介なのが、シドーはベホマを使うということ。せっかく削ったHPが、一瞬で完全回復されてしまうんです。「もうちょっとだったのに!」と叫んだプレイヤーは数知れません。

シドー戦の攻略のカギは、スクルトルカナンです。

スクルトは味方全員の防御力を上げる呪文。これを2回使うことで、シドーの攻撃ダメージを大幅に減らせます。

ルカナンは敵の防御力を下げる呪文。シドーは守備力がとても高いので、これを2回かけないとまともにダメージが通りません。

戦闘の流れとしては:

  1. 開幕でスクルトを2回かける
  2. ルカナンを2回かける
  3. 全員のHPを常に100以上に保つ
  4. 主人公の通常攻撃でダメージを与える
  5. 余裕があれば王女のイオナズンも使う

この基本を守りつつ、シドーがスクルトやルカナンを使ってきたら、すぐにかけ直すことが重要です。

また、マヌーサ(幻惑)がシドーに効くという情報もあります。運が良ければ通常攻撃の命中率を下げられるので、試してみる価値はあるでしょう。

主人公に「力の盾」を持たせておくのもおすすめ。戦闘中にアイテムとして使うとベホイミの効果があり、MPを消費せずに回復できます。3人全員で回復すれば、はげしい炎にも対応しやすくなるんですね。

長く厳しい戦いになりますが、諦めずに戦い抜きましょう。何度も挑戦して、ついにシドーを倒した時の達成感は格別です。


【感動の結末】ドラクエ2のあらすじはこうして完結する

シドーが崩れ落ち、ハーゴンの神殿が静寂に包まれます。長く厳しい戦いが、ついに終わったのです。

神殿を出た3人の勇者は、ローレシア城へと帰還します。王様のもとへ向かうと、感動的なエンディングが始まるでしょう。

ローレシアの王子は、父である王様から王位を譲り受け、新たな王となります。サマルトリアの王子とムーンブルクの王女も、それぞれの国へ帰っていきました。

世界には再び平和が訪れ、人々は笑顔を取り戻します。ロトの血を引く3人の勇者が力を合わせて、破壊の神を打ち倒したという伝説は、末永く語り継がれていくことでしょう。

実は、ドラクエ2のあらすじには2パターンのエンディングが存在します。

ベラヌールの町で、サマルトリアの王子がハーゴンの呪いにかかって離脱するイベントがありますよね。「世界樹の葉」を使えばすぐに復帰できますが、あえて復帰させずに進めることも可能なんです。

もしサマルトリアの王子が離脱したままシドーを倒すと、エンディングの演出が少し変わります。2人で最後まで戦い抜いた絆を感じられる、特別なエンディングと言えるでしょう。

どちらのエンディングも、3人(または2人)の勇者たちの冒険が幕を閉じる感動的なシーンです。長い旅の終わりに、心温まる余韻が残ります。

なお、エンディング後はタイトル画面に戻ってしまい、クリア後の世界を自由に探索することはできません。各地の人々のセリフが変わっているので、気になる方はエンディングを見る前に色々な町を訪れてみるといいかもしれません。


【都市伝説】ドラクエ2のあらすじ後日談が切ない【オリジナル切り口】

感動的なエンディングで幕を閉じたドラクエ2のあらすじ。しかし、実はその後に衝撃的な続きがあることをご存知でしょうか。

この後日談は、2003年に発売されたゲームボーイアドバンスのソフト「ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート」で明らかになりました。公式の設定資料「ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書」にも記載されているので、正式な続編と言えます。

シドーとの決戦から数百年後、3人の勇者に何が起きたのか――

まず、ローレシアの王子とその国について。新たな王となり、世界に平和をもたらしたはずのローレシア。しかし、王子がしばらくしてから姿を消すと、国は急速に衰退していきました。最終的にローレシア城は滅亡し、生き残った人々は南東に「ローファの村」という小さな集落を作ることになります。なぜ城が滅びたのか、その理由を知る者は誰もいません。

サマルトリアの王子と王国も、悲しい運命を辿ります。王子が行方不明になった後、サマルトリアでは「ロトの血を引かない者」に王位が譲られました。勇者の血筋は途絶え、かつての栄光は失われてしまいます。王国としての規模も縮小し、町程度の大きさまで衰退してしまったのです。

ムーンブルクの王女と城には、一時の希望がありました。王女が帰還し、ムーンブルクは復興の道を歩み始めます。しかし、その繁栄も長くは続きませんでした。再び何らかの災厄に見舞われ、ムーンブルクもまた滅亡の道を辿ることになるのです。

そして最も謎に包まれているのが、3人の勇者の行方。彼らはシドーを倒した後、しばらくは普通に生活していたはずなのに、ある日突然、誰にも告げずに姿を消してしまいました。どこへ行ったのか、生きているのか――誰も知りません。

これにより、ロトの血筋は完全に途絶えたとされています。世界を2度も救った偉大な勇者の末裔が、歴史から消えてしまったのです。

さらに衝撃的なのが、アレフガルド(ドラクエ1の舞台)の運命です。世界を創造し守護していた精霊ルビスが行方不明になると、アレフガルドは闇の世界と化してしまいます。ラダトーム城も壊滅し、かつての栄光は見る影もありません。

ロトの装備も失われ、「オーブ」という別の形に変わってしまいました。兜は「ちしきのオーブ」、鎧は「まもりのオーブ」、盾は「ほのおのオーブ」として、後の時代に受け継がれることになります。

この悲しい後日談は、後にドラクエ7の世界へと繋がっていきます。ドラクエ7に登場するキーファという少年こそが、実はキャラバンハートの主人公の先祖。つまり、ロトの伝説が人々の記憶から忘れ去られた遠い未来が、ドラクエ7の世界なのです。

感動のエンディングの裏に、こんな切ない未来が待っていたなんて――。でも、これもまた壮大な物語の一部。勇者たちの勇気と絆は、形を変えながらも、確かに後の世代へ受け継がれていったのでしょう。

「ロトの伝説は語り継がれていく」というエンディングの言葉。その意味は、単純な成功譚ではなく、繁栄と衰退、希望と絶望を経て、それでもなお受け継がれていく「人の営み」そのものを指していたのかもしれませんね。


【2025年最新版】HD-2Dリメイクで生まれ変わるドラクエ2のあらすじ

そして2025年、ドラクエ2のあらすじが美麗なグラフィックで蘇ります。

HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』が2025年10月30日に発売決定!(Steam版のみ10月31日発売)

対応機種は以下の通りです:

  • Nintendo Switch 2
  • Nintendo Switch
  • PlayStation 5
  • Xbox Series X|S
  • Steam(PC)
  • Microsoft Store on Windows

「HD-2D」とは、懐かしいドット絵と最新の3DCG技術を融合させた映像表現のこと。『オクトパストラベラー』や『トライアングルストラテジー』で使われた手法で、レトロな雰囲気を残しながら、驚くほど美しい世界を実現しています。

新キャラクター「サマルトリアの王女」が登場!

これまでのドラクエ2のあらすじにはいなかった、全く新しいキャラクターが仲間になります。サマルトリアの王子の妹と思われるこの王女は、物語の序盤からサポートメンバーとして参加。一定以上ストーリーを進めると、正式な仲間として4人パーティで冒険できるタイミングもあるようです。

彼女は最初からメラ系やヒャド系の呪文を習得しており、戦闘時には予想外の行動をとることも。まるでドラクエ3の「遊び人」のような面白いキャラクターになりそうですね。

追加シナリオと新ダンジョン

リメイク版では、原作にはなかった新しいストーリーが追加されています。

ドラクエ1では、ローラ姫がドラゴンに襲われるまでの回想シーンが新たに挿入されました。また、「ロト三部作のつながりを感じさせる新シナリオ」が追加されることも発表されています。

ドラクエ2でも、新たなダンジョンやイベントが登場予定。原作をプレイした人でも、新鮮な驚きを味わえる内容になっているでしょう。

新要素「巻物システム」

リメイク版では、「巻物」というアイテムを使って呪文や特技を習得できるようになりました。これにより、キャラクターの育成の幅が広がります。自分だけのパーティを作り上げる楽しさが、さらに増すことでしょう。

5つの紋章が戦闘中に効果を発揮

原作では単なる進行フラグだった5つの紋章が、リメイク版では戦闘中にも様々な効果を発揮するようになりました。「王家の証」という新システムも導入され、紋章を集める意味がより深まっています。

美麗なHD-2Dグラフィック

ドット絵の温かみと、3DCGの美しさが見事に融合。

  • 昼夜の変化がリアルに表現される
  • 光と影の演出が圧倒的
  • キャラクターの動きがなめらか
  • 戦闘エフェクトが迫力満点

特に、ハーゴンの神殿やロンダルキアの雪景色は、HD-2Dによって幻想的な美しさに仕上がっているようです。当時の記憶がよみがえりながらも、全く新しい体験ができるでしょう。

ドラクエ3のセーブデータ特典

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のセーブデータを持っていると、特典アイテムがもらえます。

  • ドラクエ1:いぬぐるみ×1
  • ドラクエ2:ねこぐるみ×1

これらは装備すると見た目が変わる、いわゆる「イメージチェンジアイテム」。ゲーム内でも入手できますが、セーブデータ特典なら最初から使えるのが嬉しいですね。

なお、ドラクエ3を先にプレイしても後にプレイしても、特典の対象になります。ロト三部作を順番に楽しむもよし、気になる作品から始めるもよし。自分のペースで冒険を楽しみましょう。

予約特典も豪華

ダウンロード版を予約すると、以下の特典がもらえます。

  • デジタル壁紙2種
  • 戦闘べんりセット(ゲーム内アイテム)
  • 旅人のたしなみセット(ゲーム内アイテム)
  • 戦いの心得セット(ゲーム内アイテム)
  • しあわせ旅セット(ゲーム内アイテム)

※特典内容は予告なく変更される場合があります


まとめ:ドラクエ2のあらすじは永遠に色褪せない名作

ドラクエ2のあらすじを、序盤から結末まで完全に解説してきました。

100年前に勇者が救った世界が、再び闇に脅かされる。ロトの血を引く3人の若者が立ち上がり、力を合わせて破壊の神を倒す――。シンプルながら王道の物語は、37年以上経った今でも多くの人々の心を揺さぶります。

ドラクエ2のあらすじの魅力は、何といっても「仲間との絆」でしょう。

一人で旅立ったローレシアの王子が、同じロトの血を引くサマルトリアの王子、そして苦難に遭ったムーンブルクの王女と出会う。それぞれが異なる特徴を持ち、協力し合うことで強大な敵に立ち向かえる――このパーティ制RPGの原点が、ここにあるんですね。

ロンダルキアの過酷な試練を乗り越え、ハーゴンとシドーという強敵を倒した時の達成感。あの感動は、一度味わったら忘れられません。

そして、エンディング後の切ない後日談。勇者たちの行方不明、国々の衰退、ロトの血筋の断絶――。この「その後」を知ることで、ドラクエ2のあらすじは単なる勇者譚を超えて、より深い物語になります。

栄光の後には必ず衰退が訪れる。でも、その記憶は形を変えて受け継がれていく。ロト三部作全体を通して描かれる、壮大な歴史ドラマの一部として、ドラクエ2のあらすじは輝き続けるでしょう。

2025年10月30日、HD-2Dリメイクで新たな冒険が始まります。

美麗なグラフィック、新キャラクター、追加シナリオ――。懐かしさと新しさが共存する、最高の冒険が待っているはずです。

昔プレイした方は、当時の記憶を思い出しながら。
初めての方は、伝説の名作を体験するチャンスです。

ロトの血を引く勇者たちの物語を、ぜひあなた自身の手で体験してください。世界を救う感動の冒険が、今ここに蘇ります。


【総括】ドラクエ2のあらすじ重要ポイント一覧

ドラクエ2のあらすじ【序盤~中盤】で押さえるべきポイント

  • ドラクエ1から100年後の世界が舞台 – ロト三部作の時系列は3→1→2の順番で、前作主人公が築いた3つの国(ローレシア、サマルトリア、ムーンブルク)が登場する
  • ハーゴンの襲撃で物語が始まる – ムーンブルク城が壊滅し、傷ついた兵士がローレシアへ凶報を伝えることでローレシア王子の旅が開始される
  • 3人の勇者が集結する – ローレシアの王子(戦士タイプ)、サマルトリアの王子(バランス型)、ムーンブルクの王女(魔法使いタイプ)がパーティを組むRPG史上画期的なシステム
  • 船と5つの紋章が冒険の鍵 – 船の入手で世界が広がり、太陽・月・星・水・命の5つの紋章を集めることで精霊ルビスから「ルビスの守り」を授かる
  • ロンダルキアはドラクエ史上最難関 – 雪と氷に覆われた過酷な大地と毒沼だらけの洞窟が、多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた伝説のダンジョン

ドラクエ2のあらすじ【終盤~結末】で押さえるべきポイント

  • ハーゴンの神殿では3人の幹部が待ち受ける – アトラス(物理型)、バズズ(即死呪文使い)、ベリアル(イオナズン連発)を倒してからハーゴン本人と対決する
  • 真のラスボスは破壊神シドー – ハーゴンが自らを生贄に召喚した破壊の神で、はげしい炎(全体100ダメージ)とベホマ(完全回復)を使う圧倒的強敵
  • スクルトとルカナンが勝利の鍵 – 味方の防御力を上げるスクルトと敵の防御力を下げるルカナンを各2回ずつ使うことがシドー戦攻略の基本戦術
  • エンディングは2パターン存在 – サマルトリア王子が呪いで離脱したまま進めるか、復帰させるかでエンディング演出が変化する隠し要素がある
  • 後日談が衝撃的に切ない – キャラバンハートで明かされた公式設定では、3勇者は行方不明となり、ローレシア滅亡、サマルトリア衰退、ムーンブルク再滅亡という悲しい未来が待っていた
  • 2025年10月30日にHD-2Dリメイク発売 – 新キャラ「サマルトリアの王女」登場、追加シナリオ・新ダンジョン実装、美麗なグラフィックで生まれ変わる

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※この記事の情報は2025年10月時点のものです。リメイク版の詳細については、公式サイトで最新情報をご確認ください。

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